「教育懇話会・大阪」設立総会祝辞 | |
平成13年2月11日 衆議院議員 西村 眞悟 この度、教育の実践者であるが故に教育の病状に接し、長年その根本原因を深思されてこられた先生方が、椿原先生を中心として「教育懇話会大阪」を立ち上げられること、まことに、暗い霧の中に黎明を見る思いであります。 学校における教室は、まさに国家の「一隅」で、その一隅を照らすことこそ教育であり、照らす人は教育者と呼ばれる「国宝」であります。この一隅がなければ、我が国家の存続と繁栄を確保しがたかったことは、明治維新を見るまでもありません。しかるに、敗戦を奇貨として、マルクス主義史観は戦後一貫してこの教室を蝕み、我が国の「一隅」を毀損せしめて我が国家の解体を促し、その結果が今や我々の眼前に現れております。 世人の多くとそれに便乗した為政者は、経済の「不況」に関心を集中して、真の病状を見つめることを回避して自らの安楽を確保しようとしていますが、これらは偽善者であります。真の再生は、教育の再建にあります。 「教育懇話会・大阪」が、黎明を経て国家の将来を照らす「日輪」となられるよう、切に祈念いたします。 平成13年2月11日 明星大学教授 高橋 史朗 「教育懇話会・大阪」の結成、誠におめでとうございます。一月末に開催された日教組の教研集会は日教組が硬直した古い体質から全く脱却できていないことを白日の下に晒しました。日本の教育界を変革するためには、日教組を超える新しい職員団体を全国に作っていく必要があります。今回の設立総会がその歴史的な第一歩となることを強く念願致しております。 平成13年2月11日 東京大学教授 藤岡 信勝 1月27日から30日までの4日間、東京都で日教組の教研集会が開かれた。開催地である東京都の横山洋吉教育長が来賓として招かれ、開会式であいさつに立った。ところが、会場から「おまえの来る所じゃない!」というヤジが飛び、「悪魔!」「ヒットラ−!」「右翼!」というヤジで話が聞き取れないほどであったという。そして、最後は「帰れ!帰れ!」のシュプレヒコ−ルとなったというのである。 教師ともあろう者が、自分たちが招いたお客さんに対し、無礼極まりない態度をとる。こういう教師に教えられているから成人式で暴れる子どもが生まれるのも当然である。教育荒廃の根源の一つが、まさに日教組そのものにあることを白日のもとに明らかにした事件だった。 今や、日教組や全教にかわる、左翼イデオロギ−に支配されない職員団体が切実に求められる。この度の大阪の会が、そういう全国的な動きに道を開くものとなることを期待し、ご発展をお祈り申し上げる。 平成13年2月11日 衆議院議員 森岡 正宏 「教育懇話会・大阪」のご設立おめでとうございます。「教育改革国会」が始まったばかりですが、政府・与党が本気になって戦後教育の見直しに取りかかっている今日、時宜を得たご活動だと敬意を表しております。 「教育改革」といっても、多岐にわたり、いろいろな問題点があると存じますが、私は重要な点を3点あげたいと思います。1つは教育基本法の改正であり、2つ目は教員の質の向上であり、3つ目は幼児期における教育機能の喪失をどう補完するかであります。 子供を産んだが、育て方を知らない親、日教組という”癌”におかされた教師、国の「におい」が全く伝わってこない教育基本法、これらが今の子供達の健全育成を阻んでおります。 同志の皆様のご活躍に期待致しますとともに、私も国政の場で一生懸命に教育改革と取り組ませていただく決意であることを申し上げ、お祝いのメッセ−ジとさせていただきます。 |