街 宣 原 稿

 沿道の皆様、こんにちは。私達は「万世一系(ばんせいいっけい)2666 ご皇室を守ろう!」のデモ隊です。
日本政府は昨年来、「小泉首相私設しもん機関 有識者会議」なるものを作り、「女性天皇」「女系天皇」を認めるという皇室典範改正案を打ち出してきました。
本来はご皇室の問題であり、一般国民が意見を申し上げることではないと思いますが、ましてや「有識者」なる10名ほどの密室会議によって決定されるべき次元のことではありません。有識者であるならば、あらゆる可能性を模索し、凡人が考えも及ばないような名案を出してくれても良さそうですが、出てきた改正案は非常に安易な「女系天皇」を認めるというものでした。
ご皇室の「万世一系」の歴史と伝統は、他国には例を見ない尊いもので、日本国民の心の拠り所、根源になっています。ご皇室は、我が国の伝統と文化そのものであります。
秋篠宮紀子さまのご懐妊により、今国会への提出は見送られるようですが、問題の根本は何ひとつ変わってはおりません。

2600年余りも脈々と続いてきた我が国の伝統を、「女系天皇容認」という形でぶち壊そうとする「有識者会議」の存在は、私達国民が余りにもご皇室への関心を欠いたがために、もともと天皇制を快く思わない人達や、ご皇室の歴史を全く知らない人達、あるいは「男女平等の時代」だからと容認しようとする人達によって「万世一系」の伝統と文化が失われようとするものです。こういった拙速な「皇室典範改正」の動きが出てきたことは、私達日本国民にとって、大変大きな問題です。
 戦後アメリカからのGHQの押し付けによって、皇族を追われた旧宮家の復活も、当然選択肢に入れるべきだと思います。どうすれば「万世一系」の伝統と文化が護れるか?そこに焦点を当てた議論を進めるべきではないでしょうか?小泉家の跡取りを決める会議ではないのです。

 紀子さまのこのたびのご懐妊は、大変おめでたいことでございます。国民は心から喜び歓迎しています。そして、このおめでたいニュースは、私達国民に改めて、世界に例を見ない万世一系のご皇室について、見つめ勉強しなおす機会を作ってくださいました。
我が国だけの文化と伝統である「万世一系」のご皇室、私達日本国民の根源であるご皇室の歴史をどのようにすれば、お護りでき、ご繁栄が続いていけるのか、慎重に丁寧に大切に考えていかなくてはなりません。
「皇室典範を改正しようとしたことは、誤りだった。失敗だった。」と言わしめて、私達日本国民の戦いは終るのです。



激励メッセージ

街頭行動に参加されている皆さん!!

今回の皇室典範改訂は「伝統や文化」を一切考慮せず、また、皇族からのご発言についても、「どうって言うことない」と一蹴するなど、常道を逸した過程ですすめられようとしています。十分な議論が、政府や国会、そして国民にもない中で、一方的な国会での審議―法案成立を許すことは出来ません。皇室は制度ではなく、わが国文化の精華であります。この文化を守るために私たちも皆さんと共に闘います! 頑張りましょう!
  
平成18年1月27日

                        東京都議会議員 古賀俊昭(自民)
                                   田代ひろし(自民)
                                   土屋たかゆき(民主)