広島県広島市中区 Y
メール: eva
前略
暑い広島の露時期のご活動、お疲れ様です。核の恐ろしさは元より、無差別さ、非人道さ、環境破壊や人間の精神破壊も今もな残り、核廃絶を訴えるヒロシマナガサキの詳細は少しでもお調べになられましたでしょうか。
今もなお、被爆者の子孫は得体の知れない病気の発症や差別に悩まされている事、その人たちの住む地方の偏りにより偏見がもたらされ、行政にも密かな暗黙として影響している事実をご存知でしょうか。
北朝鮮などなどからの愚かな挑発に乗るような日本にしたくありません。健全で善良だと思い、奮起一転、北朝鮮などの挑発に怒りを覚え核装備をと仰るのも、お気持ちはお察しし、私も同じです。
しかし憲法9条や「武器を持たぬ・作らぬ・持ち込まぬ」という意味は日本に核武装をさせたい愚かな他国の誘惑に負けないという意味もこめられていると思い
ます。決して敵国優位体制の崩壊の恐れを嘆いているわけではありません。憎しみでの報復は新たな憎しみしか生まれません。
日本が頭の良い冷静な国ならば、核使用で愚かな将来を作るような短絡的で乱暴な決定は仮に必要悪だとしても選択肢に入れてはなりません。
もう一度冷静にあられ、核廃絶推進の意味を、お考えいただけると幸いです。
匿名での乱筆乱文、失礼しました。この文章をお読みになり、なにかございましたらメールアドレスへご返信くだされば幸いです。
日々の活動などで、お忙しいとお察ししますので流し読み返信無しでも構いません。
H21-7-26
我々を代表し、西川が返答いたします。我々と意見は違いますが、大変丁寧なご意見をいただき感謝します。 増木
Y 様
7月26日 18:08 付けのご意見拝見しました。
元号:昭和 年:45 とありますので、多分40歳前くらいの
いわゆる「平和教育」にドップリと漬かったお方だとお見受けします。
私は昭和2年生まれ81.7歳の老人ですが、この国の前途に限りない危機感を持っている者です。 「そんな老人の寝言など聞きたくもない」と思われるかも知れませすが、まずは耳を貸して下さい。
そこで最初に質問を一つさせて頂きます。
貴方様のお宅では、昼夜とも戸締りもしないし現金を金融機関に預けたりなさいませんか? そんなお金もないし取られるモノも無いからそんなの関係ない、と言われそうな気もしますが。
社会通念では自宅の戸締りは入念にし、余分なお金は手元に置かないようにしますよね。 そうです、世の中には我々の願いに反して「隙あらば労せずして他人の金品を己のモノにし、家屋敷を奪い取ってやりたい」との欲望を持った人が、表面は穏やかな顔をして虎視眈々として狙っているのを知っていて、警察力も常時末端まで行き届かない事をみんな知っているからですよね。 それらの方法を「自衛手段」と言います。
自衛手段を取らずにいて「私はドロボウは嫌いだから絶対に入らないで下さい」と言ったり神様に祈ったり貼り紙したりしているとドロボウに入られないで済むでしょうか? ドロボウは得てしてそんな呑気な家を狙うのですよ。
自衛手段として戸締りを幾ら厳重にしていても、ガラスを破ったり鍵を壊したりして押し入る盗賊もいますし、それが結果的に引き合わない行為であると思い知らせてくれるはずの警察も当てにならかも知れないないし、時には一家皆殺しという犯罪も頻発し迷宮入りしたりて居ますよね。勿論たとえ犯人が検挙されたとしてそんな被害に遭ったら元も子もありません。
これを国際社会に当てはめて考えてみますと、国際的に治安の良い時にはそれほど心配する事は無いのですが、近隣の国が表面的には平和主義を装いながら、自国の防衛のために必要な度を遥かに越した兵器を整えてニコニコ顔をしながら「うちの庭木の根ッ子が伸びている所はウチの土地だ」と主張して国境線を動かそうとしたりして、それが承知できないなら こちらにも考えがある、と言って強力な武器をちらつかせたりし始めた時に、貴方は「おっしゃる事はご尤もです」と言って譲歩して、沖縄を取られ九州を租借されたり、仕事したいのに仕事が無くて困っている可産期の女性に仕事を与えるという名目で、一人っ子政策で女が不足している地域へ移住させて彼等の男性と結婚させられるのを黙って見て居られますか。
「そんな絵空事を言っても信用なるものか」と絶対平和主義者の貴方なら笑い飛ばしてしまうでしょうが、これは現に独裁中共政権がウイグル人に対して行っている「民族抹殺政策」の現実なのですよ。 彼我のマスコミ報道ばかりを信じていると考えも出来ないで居るでしょうが、貴方もネット年代でしょうから少しは娯楽とか環境とか平和とかいう項目だけでなく、国際政治力学に関係するサイトを開いて勉強して下さい。
我が国がそんな悲惨な状況に陥らないようにするためには、数は少なくとも相手が持っているのと同等の兵器を備えておかないと、相手から侮られるばかりなのですよ。 我々は何もそんな兵器を使用しようと言ってる訳ではないのです。
日本を核攻撃すると手酷いしっぺ返しを受ける惧れがあるから核攻撃は止めておこう、と思わせるための核武装をしておかないと危ないよ、と言っているのが我々の主張なのです。 彼等も先制攻撃はしないと言っていますが我々も先制攻撃は以ての外、と考えています。 何処までも自衛手段としての核武装を整えて置こうと言っているのです。 報復の手段としての核武装の主張ではありません。
日本が頭の良い冷静な国なればこそ、隣国の恫喝と暴発を防ぐためにはどうしても今のうちから(今からでは遅いのですが)核武装の選択をせざるを得ないのです。 おっしゃる通り、核の使用は悲惨な結果を招きます。 だからと言って核を持っていなかったら、核による反撃を考慮する事無く安心して核攻撃されて、それによって悲惨な結果を招き、将来的にはその国の属国になる道しか残されない事を認識して下さい。
「属国でも何でも 平和なれば良いではないか」とお考えかも知れませんが、今のチベットとウィグルの状態を考えてみて下さい。 彼等は已むに已まれず決起しているのですよ。 その現実はマスゴミ報道だけでは判りません。
ネット世代の筈の貴方が、未だにそのような硬直化した考えをお持ちなのか私には考えが及びません。 多分受け取られる情報が偏っているのではありませんか? 情報は広く各方面から受け取って、国際政治力学的に自分の頭で考えて下さい。
「核廃絶」は人類の理想郷を夢見る乙女のロマンなので、そんな世界が実現することを私も心の底から熱望します。 しかし現実は貴方の想像を絶します。
私が生きている間には隣国の属国状態になる事はないでしょうが、孫や曾孫の世代には決して言って欲しくはないのです。 「フリー ジャパン」と。
H21-7-26 岡山 西川晃男
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