第百五十五回『一日会』

(日時)平成十七年水無月五日午後一時より

(会場)大阪府教育会館二階 牡丹の間

(参加者)二十五名(高校生初参加者あり)

(内容)
第一部 皇民儀礼
皇居 遥拝
国歌 斉唱(複唱)
聖壽 弥栄 三唱
日露戦役大捷百年、ミッドウェー海戦激 闘六十三周年を期して、英霊並びに戦没者、 先覚烈士の御霊に対し奉り、黙祷。

第二部 定例会
主宰者挨拶に続き、新参加者二名自己紹介。初々しい初参加者も有り、平均年齢も低下、民族精神を次代に継承する『一日会』の役割を痛感。資料紹介に移り、『天業』六月号から『明治天皇陛下』の御製を拝読、『皇道宣布』六月号より酒井先生の巻頭言を傾聴、展転社の『昭和の日』成立奉祝記念図書一覧を確認した。『念法時報』一四四四、一四四五号巻頭言、『修理固成通信』第一七五 一七八号全文を紹介、『国民新聞』五月号から「東アジア共同体」の如何わしさを指摘、『兵庫通信』第二十七号で共匪支那への警戒を呼びかけた。
雑誌「諸君」「正論」の目次から、現在「日本」社会の急激な『正常化』ー卑俗な反日表現を敢えて採れば「右傾化」ーを読取り、「大阪教育」なる「共産党」支配下「全狂」機関紙記載の「どうしてこんな教科書に」の見出しには、民族の敵に憐れみを感じる迄に反日勢力の凋落傾向を認識した。「反日」的事象が蔓延、横溢しているエセ「日本」社会でも、歴史家的視点、視座から鳥瞰すれば、急速に社会情勢が好転しつつあるのである。
続いて、参加各位からの資料、報告、意見、提言等が相次いだ。
曾てご子息を亡くされた友田氏より親子、家族の情愛、一体感の何たるかの具体的な例証が提示された。則ち、過年「自殺」として警察で処理されたご子息の死亡原因が、実は勤務先同僚に依る殺人であった事実を調査確認、長年に亙る真実究明の結果、遂に警察の犯人逮捕、検察当局の起訴、更には懲役十五年の求刑に迄、結実したとの事、ご子息のご冥福を祈念するのみ。
一方、赤田氏からは、多くの貴重な情報ー主として共産支那中心にーと共に、『天皇、皇后両陛下』ノルウェー御行幸に際して、第一面で歓迎報道を掲載している現地新聞が回覧された。正に恐懼の極み。
赤田氏のみならず、根尾氏からも前日開催された『日台交流会』の様子が報告され、葛目氏より同じく前日の「読売新聞」社説の反日反動化が指摘された。即ち、読売の、所謂「国立追悼施設建設」賛成論ー「中曽根=渡辺」日和見路線ーである。反日反動の妄動に対しては、決して軽視は出来ない。
又、山本少佐からは『靖国神社』訴訟に関する見通し等が報告され、地方行政、教育界からも、様々な発現が有った。

第三部 三十分講演
演題 『私たち、無我夢中』
講師 『前川 栄子』先生
(教育オンブット・豊中、会員)
(専業主婦)
一日会の講師としては珍しく容姿端麗な女性講師が現れ、一部には驚きが走った様であったが、其れ以上に驚かせられたのは、前川先生等『教育オンブット・豊中』ー所謂「市民団体」ーの大活躍振りであった。平成十六年度の活動報告ー箇条書きーを見るだけでも、七十回以上もの、然も要点を衝いた的確迅速な活動が豊中市以外も含めて実践され、夫れ々れが一定の成果を獲得している。演題の『無我夢中』処か、吾人等が赤面、脱帽する程の偉大な回天の効果、戦果を得ているのである。
講話は、我子への子育ての過程で三十年振りに接した大阪、豊中での余りにも異常な「狂育」に接して、正に『やむにやまれぬ』心理から行動を起こさざる得なかった思いから始まり、各式典での『国旗・国歌』問題、反日過激教員に拠る学校支配の現状、韓国等の外国を悪用して「国際理解」名目の反日教育の実情、『二宮金次郎』の居ない校庭、チマチョゴリを着せられ、朝鮮料理を食べさせられる子供たち等々、保護者から見た「反日狂育」の実態が紹介された。
特に所謂「性教育」と称する「性交教育」の異常さには、参加各位の怒りと驚愕の声が相次いだ。例えば、豊中の或る中学校では、同僚と同棲している学級担任が「性教育」の時間に「セックスは楽しい」「気持ちいい」と発言、狂育したとか。此の紙上では紹介したくない実態を、敢えて前川先生は恥を忍んで具体的に発表された。又、其の背景にある所謂「ジェンダー・フリー」の病弊との闘いにも論及され、講話後の質疑応答も交え、有意義な一時を過ごした。

第四部 懇親会
何時もの支那料理屋から和食に変更、落ち着いた雰囲気の中で懇親、懇話し散会した。
   
第百五六十四回『一日会』

(日時)平成十七年五月一日午後一時より

(会場)大阪府教育会館(たかつガーデン)  三階 蘭の間

(参加者)二十六名(内新参加者二名)

(内容)
第一部 定例会(資料配布自由)
主宰者挨拶の後、新参加者自己紹介後、参加渋谷氏から、在大阪中共総領事館に対する火炎自決攻撃を敢行した『島袋拓也』烈士が四月三十日に逝去された事実が報告されー当日産経新聞に掲載ー、直ちに全員で黙祷し、義挙に感謝と哀悼の念を表明した。詳しくは本紙各欄を参照されたい。
小森先生からは、同じく中共総領事館を攻撃した中釜氏の裁判で裁判長が交替し、厳刑判決が出る見通しとの由、山本少佐より毎年高野山で祭行されている『法務死』慰霊祭が十二回目を迎え約二百五十名の参加者が在ったとの事。又、在宅病気療養中の柴田氏より竹島問題等で貴重な資料が大量に提供され、一同身の引締まる思いであった。
三好先生は中共が日本産業界脅迫に作成した教科書問題に伴う三百人の「暗殺名簿」に論及し、細田氏は逆に福井県で開催予定の「日中友好協会」総会を現地の森川氏等と共闘して粉砕したとの快挙を報告した。その他に多くの情報、活動報告が提供されて、三十分講演に移った。

第二部 三十分講演
演題 『終戦の大詔』奉戴六十周年に当たりて
講師 津村 忠臣先生  (関西戦中派の会・代表)
近畿地方の愛国・維新陣営に属する人士ならば誰でも敬愛している『戦中派の会』津村先生から、光輝ある『大東亜戦争』での戦場体験を中心に、皇軍と同戦争に於る実態と体験を語って戴いた。
帝国陸軍岐阜第一飛行連隊の航空気象隊に所属していた同氏は、東南亜細亜の地図に基づいて、正に東奔西走、大東亜戦争の激戦地を駆抜けられた。ラバウル、パラオ、ウェワク、ホーランジア、ペリリュー、ハルマヘラ、セレベス、等々、激戦地に於て日夜飛行場のピットで米国空軍を迎撃し、出陣時の六百名中、帰還者二十名ー生存率三十分の一ーという有様。正に所謂「戦後六十年」「GHQ反日体制」の中で『日本民族』を存続させる為に、天が同氏を敢て生かし給うたとしか解釈出来ない。事実、昭和四十年に『関西戦中派の会』を結成され『亡き戦友の遺託に応えん』を合言葉として積極的な愛国・民族活動に挺身されて来られた。
講演は『大東亜戦争』を欧州の所謂「大航海時代」からの世界史的鳥瞰図の中で把握、説明され、亜細亜解放の天命を受けて立ち上がった『日本民族』の栄光と英雄的闘争と現地住民の率直な感謝、賛同の例が、具体的に語られた。現今の歪曲、捏造された反日「太平洋戦争史観」では無く、『亜細亜』対「欧米」の文明史的対立に起因する『大東亜戦争史観』の復活、再興の必要性が強く論じられた。この貴重な体験談を是非とも『戦中派』に連載して戴きたいものである。

第三部 懇親会(自由参加)
 近隣の支那料理屋で和気藹々の懇親の場を参加者各位がそれぞれに楽しんだ。
   
   
第百五十三回『一日会』

(日時)平成十七年卯月三日午後一時より

(会場)大阪府教育会館(たかつガーデン)  三階 会議室 菊の間

(参加者)二十七名(内新参加者二名)

(内容)
第一部 定例会
次回に報告延期

第二部 三十分講演
演題 甦れ『大和の理想』
講師 葛目 浩一先生
(新聞『アイデンティティ』主幹)
講演録 別紙参照

第三部 懇親会(自由参加)
近隣支那料理屋で楽しく歓談しました。
   
       
第百五十二回『一日会』

(日時)平成十七年弥生六日午後一時より

(会場)大阪府教育会館(たかつガーデン)

(参加者)二十二名

(内容)
第一部 定例会
主宰者挨拶後、新参加者自己紹介を経て、主宰者提出資料説明を行った。『竹島』関連資料、新聞記事を中心に、『竹島の日』制定に関する『松籟維新聯合』の声明等も、紹介した。又、「朝日」「日放協」の泥仕合に関しては、「正論」から「朝日との泥仕合でみすごしてはならぬNHKの大罪」を、「諸君」からは「本田雅和記者と北の反日包囲網」を、各々前文引用した。
参加者からは『戦中派』三八〇、三八一号で同憂同志の年頭述志が紹介され、北朝鮮利権に群がる日本企業の醜悪さが「月刊現代」誌上で指摘された。『行動』一七三、一七七号では、中共の手先を努める「日本」企業の実態や反日メディアの中で奮闘する愛国派が存在する事実も指摘された。更には、参加教師から、本年度高校卒業式で反日売国過激派が撒いたビラー毒紙ーも配布された。   その他、被拉致問題、靖国訴訟問題等、多種多様な資料、情報、提言、活動報告等が為され、三月十三日に希望者で『竹島奪還』に向けたビラ撒きを韓国総領事館前で行う事を決定した。
第二部 特別研修会

昨今、特に問題になっている『竹島』問題
に関して、『島根県竹島の新研究』を全員に配布して、総員研修に努めた。
第三部 懇親会(恒例の如し)
  
     
第百五十一回『一日会』

(日時)平成十七年如月六日午後一時より

(会場)豊中男女共同推進センター  ステップ 小会議室 一

(参加者)十七名

(内容)
第一部 定例会
今回会場変更でご迷惑をおかけしましたが、女権ヒステリーの溜場での開催には一定の意義があったものと会場を確保して戴いた増木氏には敬意を表します。
主宰者挨拶後、恒例の資料紹介。
『天業』二月号から『明治天皇』御製を拝読、『皇道宣布』二月号を紹介、続いて『政治文化情報』一月号にて四宮氏の御皇室に関する論文全文を詳しく引用、我『國體』の意義を参加者一同再確認した。「海南タイムズ」からは『岡本幸治』教授の「天下り占領革命と還暦日本」の一文を、又、『修理固成通信』一六一、一六二号で『清水馨八郎』先生の論文要約を紹介した。『橘信(たちばなのたより)』第二十三号では『井上順理』先生の『年頭の辭』を伝え、「日放協」「朝日」対立問題では、『漁火新聞』『国民新聞』記載の『西村修平』氏報告を伝えた。又、「日狂素」に迎合した「文部科学省」の「文部科学広報」から、記載された平成十七年度予算六兆円弱が反日教育に悪用されている実情が指摘された。『漁火新聞』百三十九号では、『伊藤玲子』鎌倉市議が中心となって『建て直そう日本・女性塾』が設立された由、『大和撫子』の復活に大いに期待したい。「台湾週報」二一七五号では、中共の「反国家分裂法」の危険性が明らかにされた。
参加者からの資料として、病臥の最中から精神的且つ情熱的に当『一日会』活動に参加されておられる『芝田鐡雄』氏から「新潮四五」記載「生活保護天国・大阪市はここまでヒドイ」が配布され、併せて主宰者より「大阪市政だより・二月号」も提供された。
又、前号で指摘した「日本放送協会(NHK)」問題に関して、日放協大阪放送局へ激励と糾弾に赴く呼びかけが提議され、八日に七名で訪れた。激励すべきは反日朝日新聞の不当且つ不法な言論攻撃への徹底抗戦、反撃に対してであり、糾弾すべきは「イタチの最期っ屁」的反日「九条の会」に「日放労(NHK労組)」が参加し、「日放協」が支援番組を作成して垂流し、反日「世論操作」の放送犯罪を行っている事実であり、広報部長以下に対して厳重に是正すべきを申し入れた。

第二部 三十分講演
演題 恐るべき中共の実態
講師 村上 学氏(月間・兵庫通信社主)
今回は、神戸市を起点として民族活動を展開されて来た『村上学』氏に、中共問題を詳しく論じて戴いた。
『月間・兵庫通信社』を経営する同氏は、豊富な情報源を基に、日中問題の危険な現状の実態を赤裸々に報告し、併せて平成十七年の近未来的可能性として幾つかの想定を提示された。
第一に「第二次天安門事件」発生。第二に「第二次朝鮮戦争」勃発。第三に「中央アジア戦争」の発生。第四に「日中戦争」ー非対称戦争としてのーの可能性さえも指摘した。其等は、決して荒唐無稽の暴論では無く、前年十月から十二月にかけての数百もの情報を分析した結果であって、飽くまでも未来である以上確定は出来ないが、十分に発生する可能性があるものである。
更には、其等の動向と連動して我国内外の反日勢力の妄動が紹介された。「南京・京城・東京」を結ぶ「反日犯罪連携組織」が、『日本』を否定、抹殺するのを目的に結集しだしている。詳しくは、本紙八 九頁を参照されたい。其れ以外にも通商や企業進出に名を借りた「日本企業」の売国的技術移転、工場進出で中共の軍事力、政治的脅威を高める愚行が頻発している。中共を強める事は、即ち我国への脅威を増大させる事に繋がり、然も、所謂「バブルの崩壊」を目前にした中共経済に飲込まれるのは危険極まりない冒険である。
中共国内情勢も混乱し始めており、各地で暴動が頻発し、過日、満州では十三才の少女二名の銃殺刑執行の模様がテレビで放映される等、異常さを増している。此様な国家との交流は極力慎重であらねばならない。
概ね以上の様な講演であった。無論、その後の質疑応答で会場は盛上がり、「青年日本の歌」で懇親会へ移動した。
   
※ 各論文は、一日会機関紙「神風」よりスキャンしテキストで編集しています。スキャンの誤読をお許しください。