第百六十回『一日会』


   
第百五十九回『一日会』

(日時)平成十七年神無月二日午後一時より

(会場)大阪府教育会館(たかつガーデン)

(参加者)二十一名(内新参加者二名)

(内容)
第一部 定例会(資料持込み配布自由)
イ、主宰者 挨拶
民族派、愛国陣営の会合、企画が目白押 しで諸兄多忙の中、然も異常気象で残暑厳 しい休日の日昼、反日「日狂素」「全教」の籠もる建物で、同志会集い有意義な一日を過ごした。新規参加者としては、日本玄 洋社の若手一名、そして、予てから敬愛す る文明評論家『中島英迪先生』が参加され た。先生は『日本教師会』『全日本教職員 連盟』等の要職を歴任された重鎮で、『神 州正気の会』で長らく講師を勤められてい る。自己紹介を戴いて資料紹介に移った。
ロ、資料紹介、活動報告
主宰者からは、次回の日程変更ー十一月 三日(木曜日)へーが告げられ、会場も  『伏見大社』(参集殿)で開催する事が決 定された。提供資料としては、『天業九月号』『皇道 宣布十月号』『大和ごころのつどひ』記念 誌、『修理固成通信』二百三・四号、同じ く二〇八 二一一号全文、「念法時報」一 四五四号『新風』八 九月号並びに「人権 擁護法案」反対ビラ、『玄洋』十一号『道 の友』六百六十号『墨東通信』十六号「エ ネルギー環境教育ジャーナル」八月号が配 布された。又、参加者からは、鳥取県の前田一可氏 より、ご子息の作文ー本紙勝手転載ー等、 貴重な文書や発言を戴いた。『國の支え』二十四号『アイデンティテティ』十六号  『兵庫通信』三十一号『行動』特別号も適 切な説明と共に配布され、『明治節』の  桃山御陵参拝の呼びかけも配られた。
案内としては、『十・三〇全憂連・笠間大 会』『十・二八竹島奪還デー』『十・三〇 在名古屋中共領事館設置反対デモ』「十・ 二二拉致被害者救出枚方集会」等が伝えら れた。更に、小倉氏から配布された『反韓国マン ガ』の写しから小倉氏と吉永氏の間で外務 省の小役人が聴いたら卒倒しそうな「差別 語」丸出しの激烈な討論がなされた。
ハ、十一月、十二月特別行事に関して本紙に別掲してある如く、十一月『一日会』 は三日の『明治佳節』に実施、又、十二月 は大阪府教育会館で十二月四日午前十時か ら開催が連絡された。

第二部 三十分講演
演題  『大和心を伝えて四百回』
講師  『吉村伊平』先生  (『大和心のつどひ』幹事長)
講演要旨
前日、四百回を数えた本会は、名越二荒 之助先生を迎えて素晴らしい講演を拝聴し た。本会は田崎仁義先生を終生会長として おり、幹事長が事実上の代表になっている。 田崎先生が戦前「中朝事実」の研究会を始 めた事からこの運動が続き、『素行会』等 も兄弟的な関係にあるとも言える。
昭和四十六年十月に住吉大社で第一回を開 き、長らく同社で会合していたが、近年は生國魂神社で開催している。
根本精神は、田崎先生が示された『一、吾 等は正真正銘の日本人也』等の七ケ条であ り、今も変わって居ない。『皇道』を天下 に広める精神で活動し、毎回『皇民儀礼』として『明治天皇』御製、及び先哲、田崎 先生の和歌を朗詠し、講師から講演を戴い て居る。誰でも参加出来るので、土曜の二 時からおいで願いたい。十二月の例会講師は此処にお出での『小森先生』の予定であ る。
ご自身の経歴も加えながら、概ね以上の 様な講演の後、熱心に質疑応答が行われ、会歌斉唱を終わり第三部に移った

第三部 懇親会          
近隣の支那料理屋で楽しく歓談し散会した。
  
   
第百五十八回『一日会』

(日時)平成十七年長月四日午後一時より

(会場)大阪府教育会館(たかつガーデン)  三階 会議室 蘭の間

(参加者)二十三名

(内容)
第一部 定例会
残暑甚だしいー所謂「地球温暖化」の為ー乍らも、天下、国家、民族、国民、就中『國體護持』を希求する同憂同志が会い集い、愛国の熱き思いを語り合い、当面の政治、社会状況の情報交換、活動報告を行い、有意義な一時を過ごした。以前一度参加された藤本氏から、自己紹介を兼て、所謂「郵政民営化」の背景にある日本社会への「米国化」勢力に依る暗躍、妄動の存在が、『発言者』関岡論文を引用して明らかにされた。更に、細田氏からは、九月二日に反日「西本願寺」への糾弾攻撃を実践した『真橘道義氏』の『斬奸状』(写)が提供された。其の真意は、本紙転載文章から各自ご理解戴きたい。
その後、資料紹介。産経新聞平成十七年八月十五日再掲載、昭和四十五年七月七日掲載『三島由紀夫』烈士随筆で、三十五年前と現在とに何ら差異が無い事を確認した。「GHQ反日体制」と謂う不自然な反日社会の矛盾は、数十年の歳月を経ても本質的に変化していないのである。続いて、同日の読売新聞社説《「戦争責任」を再点検したい》、八月二十一日産経新聞「正論」欄《大量虐殺の被害国裁いた東京裁判の欺瞞》等を引用して、昨今高まっている「普通の国」志向傾向を再確認した。続いて『百人の会の予定表』『念法時報』一四五三号『兵庫通信』等が紹介され、『中島慎三郎』先生の『元兵隊の日記』八月分の一部が公開された。先生の高いご見識に基づくご指導には何時も深く感謝している。『兵庫通信』の村上氏より提供された中共の反日妄動資料、更に八月十五日「コイズミ反日談話」関連新聞資料も紹介された。教育問題としては、教育行政を司る中山文部大臣の国政報告から新しい、好ましい教育界の潮流を看取できた。敵側情報としては「民団新聞」一連の『新しい教科書』攻撃が紹介された。
その他、貴重な資料が提供され、情報も交換された。
山本少佐より「中共関連」の各種情報が寄せられ、南口先生からも中共のウソ八百が暴露され、小森先生は「文部省・学習指導要領」の問題点が指摘された。細田、中尾両氏からは、各々「全狂大会」「吹田市異常狂育」反対ビラ配布等の活動報告がなされた。
小森先生から『全国有志大連合』大会於茨城県笠間市、十月三十日開催が、吉村氏より『大和心のつどひ』於生國魂神社、十月二十二日が、そして吉永氏からは九月十五日『日本講座』で細田氏の講演が、それぞれ紹介された。その他、多くの情報や意見、感想、資料等が寄せられて第一部を終えた。 

第二部 三十分講演          
(演題)  自民党「憲法改正案」の欺瞞性を検証する
(講師)  小森義峯先生(邦国最高の憲法学者)
(内容)  今回、我国最高にして唯一の『廃憲ー無論「占領基本法」たる所謂「日本国憲法」のー論者』たる小森先生に、多数の資料をご用意戴き、所謂「自民党改憲案」の欺瞞性と有るべき日本民族の憲法形態についてご高論を賜った。以下に略述する。(文責、中山)   
 今回の総選挙に臨んで自民党が公表した所謂「マニフェスト」で、本年十一月十五日迄に憲法改正草案が策定される事になった。 そして、既に八月二日付「産経新聞」等で其の内容が明らかにされているが、成立過程や内容に大きな問題を含んで居る。    
即ち、『國體』に反すると迄は言えないが『國體』を明らかに歪めて居る。又、既存政党と同様に、所謂「憲法三原則」を承認して居て、其の点に於て自民党改正案は社民・共産党と同様である。           
想えば、昭和五十一年雑誌『新勢力』一月号で、後の『全国有志大連合』会長『片岡駿』先生が「日本国憲法」で我『國體』を脅かす自民党を批判し、「自民党幕府」と看取論難されたが、今回の「新憲法草案」は『君民一体』に基づく『万世一系』の『國體』を無視、軽視している。其の発想は、昭和二十一年にGHQ民生局のホイットニー准将や其の手先たる東大の「宮沢俊義」等が「松本草案」を潰したそれと同様である。        
従来、改憲の機運は、昭和三十年「保守合同」、平成三年「湾岸戦争」の二回あり「憲法調査会」が作られた。だが、今回の「自民党改正案」は、入手した自民党党内での「憲法改正草案大綱(たたき台)」なるものを見ても彼等が「国体」を否定している事は明白であり、「自虐史観」「侵略戦争史観」に基づくものであるのは明白である。唯所謂「第九条」のみを大幅に改編しているに過ぎない。   
今回の改悪或いは「現行憲法」追認に過ぎない「自民党改正案」よりも、昭和二十三年『教育勅語』を失効させた国会決議と同様の手順で所謂「日本国憲法」を廃止して、「成文憲法」から英国風の「不文憲法」に改正すべきである。歴史と伝統の深い国家においては必ずしも「成文憲法」を必要としない。 『新不文憲法』は「現行占領基本法」が否定した『大日本帝国憲法』第一・三・四条、更に、『十七条の憲法』特にその『三』、『日本書紀』記載『宝祚無窮の神勅』等の『國體法』を整備運営すべきであり、其の体制下に於いてこそ初めて『日本民族』の復活再生、自主独立は達成できるのである。      
概略、このようなご高話を戴いた上で、多数の有意義な質疑応答の応酬の末、第二部を終了した。

第三部 懇親会             
例によって近隣の支那料理屋でインドネシア土産のアラックをも傾けつつ談論風発、巷談哄笑の一時を楽しみ、その後も近隣喫茶店にて活発な二次会を過ごした。    
  
       
第百五十七回『一日会』

(日時)平成十七年葉月七日午後一時より

(会場)大阪府教育会館(たかつガーデン)

(参加者)二十六名(内、新参加者一名)

(内容)
第一部 皇民儀礼
一、皇居並びに武蔵野の御陵に
  対し奉り 遥拝
一、国家斉唱(連唱)
一、英霊、戦没者、先覚烈士の御霊に
対し奉り 黙祷
一、聖壽の弥栄を三唱

第二部 三十分講演
(演題)暴支膺懲、反日中共撲滅
(講師)萩野健二氏(民族派活動家)
(内容)
我『日本』の主敵「反日中共」在大阪総領事館を消火器で攻撃して話題を招いた萩野健二氏に、今回の義挙及び、其の前後の事情を語って戴いた。
中学一年生の頃から民族派学生運動に率先参加していたが、本年四月、後輩の『島袋烈士』が、中共総領事館に『自決攻撃』を敢行した義挙に啓発され、六月末から準備して、「中共当局」や国民への警鐘として実行した。日頃から警察等に顔を知られているので、変装して自転車に乗り、地域住民の振りをして二重の検問を突破し、正面玄関に消火器を放射した。直ちに警察に拘束されたが、一部マスコミが報道した発言等は一切無く、終始無言であった。逮捕直後に取調べに当たった一部警察官が、恰も暴力団に接するが如き態度を採ったので、十九日迄、十日間以上も所謂「ハンスト」を決行したが、大部分の警察官、検察官は好意的であって、害務省等からの圧力を受けても、他方民族派先輩や地域住民からの支援もあり、二十八日には異例の釈放となった。最終的には一万円未満の「科料」判決で略式裁判が結審した。これも近年の民族的世相の反映であり、今後とも活動を続けて行きたい。
但し、取り調べに当たった若い警察官の中には、「盧溝橋事件」さえ知らない者も居り、ましてや「通州事件」や中共の「チベット侵略」等は、全く知らない。今回の行動については一応の効果や意味があったと自分なりに考えている。
その後、時には楽しく質疑応答が続いた。今回の一日会は、萩野氏慰労の会が開催されて重なったので、第二部と
第三部の順番を入替えた。

第三部 定例会
例によって同一会場で開催された。新参加者の紹介に続き、主宰者挨拶。続いて資料紹介を終えて、小森先生より「終戦六十周年決議」についてご発言があり、「五十周年」の其れよりも「マシ」との事。葛目先生は新聞『アイデンティティー』の記事を紹介。山本少佐からは『沖縄冤罪訴訟』に関するご説明が為された。又、三好先生は『昭和天皇御製集』が提供された。花川氏は『東中野』教授の近著で、所謂「南京虐殺」に関する三万枚の写真中、本物は一枚も出なかった事実を報告された。更には、各団体の予定等が情報交換され、活発な討議も行われて、散会した。

第四部 懇親会
近隣の支那料理屋で大いに歓談した。
第百五十六回『一日会』

(日時)平成十七年文月三日午後一時より

(会場)大阪府教育会館(たかつガーデン)  三階 会議室 桜の間
(参加者)二十五名(内新参加者一名)

(内容)
第一部 定例会
主宰者挨拶後、資料紹介。その後、『廃憲論者』小森先生から「憲法」や『維新政党・新風』に関する問題提起があり、参加者の論議が起こった。又、山本少佐より『靖国神社』関連訴訟に関して詳しい報告があり、行岡先生からも付言あり、更に初参加の前田先生ーご令室が高砂族ーより自称「高砂族」台湾女の氏素姓が暴露された。赤田氏は中共の宣伝文書を回覧され、三好先生は、『昭和天皇陛下』の御製集を紹介された。その他、有意義な情報交換、問題提起等が行われ、朝日新聞との対立から急速に反日度を増している「日放協(NHK)」へ糾弾ー本紙八 九頁参照ーに赴く事が決定された。

第二部 三十分講演
演題 吾、地方行政と斯く闘へり
講師 根屋 雅光氏(市民運動家)
反日傾向が強い八尾市を中心に、近年市民、国民の為に活発に活動されている根屋氏に、運動の実態を語って戴いた。
同氏は、以前反日的な政党で活動していた経歴を紹介された上で、北朝鮮帰国日本人妻の手記を読んでショックを受け、数年間に亙って読書、研究を続けた結果、『真正保守』に回帰した経緯を語られた。
余り知らなかった地元八尾市の現状を改めて
調査してみると、「人権」「平等」用語が乱用され、如何わしい人々が地方行政に群がっている事が分かり、「在日の巣」「解同の巣」「日教組組織率六割」等が判明した。そこで、市教委の「在日外国人教育」、市役所国際人権課の「男女共同参画社会」、「公務員厚遇問題」等で公開質問状を提出して文書回答を求め、小冊誌を作り、啓蒙、啓発に努める一方、「監査請求」も出している。又、「市民
フォーラム実行委員」に立候補して行政内部に乗り込み、地方行政改善に参画している。
此等の素晴らしい活動実践の紹介後、質疑応答に移り、示唆に富む意見が交換された。

 第三部 懇親会
近隣の支那料理屋で講師も含めて和気藹々の一時を過ごした。
  
※ 各論文は、一日会機関紙「神風」よりスキャンしテキストで編集しています。スキャンの誤読をお許しください。