| 第82号 平成12年10月 TOPへ戻る |
そこのけ そこのけ衆愚が通る (自民党よ、御目出度う) 平成十二年神無月二十六日、参議院比例代表選挙に「非拘束名簿式」を導入するための「公職選挙法改正案」が、衆議院でも成立した。既に参議院で通過しているから、来年の参議院選挙では、野中幹事長が遠慮がちに曰うた「連立三党で過半数」処か、自民党単独の勝利さえ十分に予想される。 自民党よ御目出度う、単独で参議院過半数を達成出来れば、国民多数から非難澎湃として悪名高い「自・公連立政権」を解消する糸口さえ現出するではないか。今国会で絶対に通過させてはならない「在日外国人特権付与法案」即ち「永住外国人選挙権付与法案」に明確な反対意志を表明したー日本民族の独立を主張したーのは、残念ながら自民党の一部議員のみであった。其れ故に、自民党の回復、伸長は、日本民族にとって、消極的な意味での好材料ではある。 だが、参議院選挙の、「有名人、タレント人気投票」化の傾向は、曾てのローマ帝国に於ける衆愚政治の再来を彷彿とさせる。 ローマ帝国のカラカラ帝は、市民に媚って大浴場を造成した。だが、かなり以前から始まっているその修復作業は、今もって完了していない。即ち現代の技術を以てしても修復出来ない程に大規模な血税の無駄遣いが、古代ローマ帝国では行われていたのである。 (「アホ・バカ政治の拡大再生産) 「パンパカパーン」なる騒音から始まるアホ・バカ漫才の中心人物、「横山ノック」と言う低能無益な人物を知事として選んだ大阪府の「選良」ー良識ある人物を選択し得る選挙民ーは、強制猥褻犯人「ノックはん」を長期間、参議院議員の地位に選び、猶且つ大阪府の顔=知事に選出した。 官僚が作成した議会答弁書には、仮名のルビが振られ、時折読み間違える程度の国語能力しかない低能、無能の芸能人ー河原乞食ーを我国第二の地方公共団体の首長に選出した大阪府民の賢明な判断には、唯ひたすら呆れる他ないが、「アホ島(青島)都知事」を選んだ東京都民の選択眼も大同小異であった。 又、今回の県知事選挙で、政治に全くド素人の小説家田中某を選んだ長野県民にしても然りである。 マス・メディアで高い知名度を得られれば、或はマス・メディアが支援すれば、「アホ」でも「バカ」でも首長や議員に当選できる。正に「アホ・バカ政治屋」の拡大再生産を政治的構造基盤にした救い難い社会の現状がある。其処で非難されるべきは、「選ばれるアホ・バカ政治屋」よりも、衆愚的な「選ぶ愚民=選挙民」の方である。無知、無能、無責任、無自覚、無神経、無目的な「大衆」を「主権者」ー「主権」とは『国家』に属する概念であり、個人が国家の最高権力たる主権を保有するはずがないーとオダテ、「神様」 の地位に設定した所謂「戦後民主主義」の衆愚性が、今日の政治的荒廃と不毛を招来したのである。 |