第132号  皇紀二千六百六十四年(平成16年) 師走( 十二月)  TOPへ戻る

蜜に群がる毒虫共
    

  ー『日本』を脅かす内外の毒虫共ー

中山 嶺雄

(金の生る国「日本」)    ー屋外放置金庫百六十万台の奇観ー

曾てイタリア人マルコ・ポーロは、其の著「東方見聞録」で「黄金の島・ジパング」と我国を欧州に紹介し、二百年後、同じくイタリア人コロンブスが同書を愛読してジパング遠征を夢見、米大陸に到達し、欧米列強に依る世界植民地支配の原因を作った。当時の我国にはさほど金(きん)が有った訳では無いが、江戸時代の日本は佐渡の金山始め世界一の産金国であって幕末に米国領事ハリスを驚かせたのは、一枚五匁近い金貨(小判)が国内に二千万枚以上も流通していた事実であった。江戸時代の我国は、正に「黄金の国」であったのである。
現在の「日本」も様々な角度から見て「黄金の国」である。何れ紙くず同様になるかも知れない米国の国債を「日本」の銀行等は買い続け、反日「日放協」から韓国の男優崇拝洗脳を受けたオバチャン、オバアチャンは、ひたすら韓国へ貢いでいる。だが、現象面で世界中の金の亡者や犯罪者が理解不能なのは、全国各地に百六十万台以上も林立、顕在している自動販売機である。一台に商品を含めれば数万円から数十万円もの金品が路端に放置されているのである。全世界で此様な不用心な国家は「日本」だけである。支那農村部の年収は一 二万円であり、金満「日本」の街路には彼等の年収に数倍する自動販売機=金庫が並んでいる。其れ処か、数千万円の紙幣を内蔵する現金自動支払機、所謂(ATM)さえ簡単な掘建小屋に安置している。事ほど然様に金品が無造作に放置されている金満社会の「日本」へ外国人犯罪者が群がるのは理の当然である。

(「日本人とゴマの油は絞るだけ絞れ」)   ー戦いを忘れた「日本人」達ー

過年、韓国に小型潜水艦で侵入した北朝鮮特殊部隊は、半数近くが自決して残余の十数名は一万数千の韓国軍の包囲の中で一カ月近く遊撃戦を戦った。だが、「日本」に上陸して来る北鮮のスパイは旅行気分で侵入して来ると謂う。「日本」の警察は絶対に撃って来ない、「自衛隊」は絶対に出て来ない、と確信しているからである。北鮮スパイに限らず全世界の間諜(スパイ)が、此処エセ「日本」では自由自在に好き勝手気まま放題に情報を集めている。「ふつうの国」ならば死刑になるのに、日本では罪そのものが問われない。
「外国」は総て「平和を愛する」「公正と信義」に溢れ「信頼」に足る国家であると「日本国憲法」ー占領基本法ーに明記している以上、外国や外国人に疑念を抱く事は「憲法違反」なのである。
斯る異様な前提に立脚した異常国家「日本」は、求められる侭に「連合国(所謂国連)」の分担金の内二割を拠出し、近隣諸国には多額の資金援助と技術、知的財産を奪取され、全く被害者意識を持たない白痴国家である。
GHQ反日体制下、「反日洗脳」で独立意識、国家意識を奪われた似非「日本」は、首相から庶民に至る迄、「自らを侵す者と戦う」と言う全世界共通の常識、意識、気力、意欲論理等の総てを喪失してしまい、ひたすら外国の言いなりになる「奴隷国家」に成り下がってしまった。其の結果、米国三十年物国債を大量に買わされー三十年先には米国が解体している可能性さえあるー、中共にはODA(政府開発援助)民間併せて七兆円近くの援助を毟り取られ、北鮮との国交樹立に際しては、一兆円以上の「経済協力」なるものを要求され、支払おうとしている。
その他にも多くの国々が虎視眈々と「日本」の資金、技術、才能、資源、地政学的位置等を狙っている。経済大国で有り乍ら政治小国、軍事弱国たる「日本」は、脅し、ゆすり、たかり、泣落とし等のあらゆる手段で、国際社会から其の財貨を強奪、搾取され、国家の栄光と民族の尊厳を踏みにじられ、尚且つ其れを当然視しているのである。

(『日本及び日本人』以外なら何でも良し) ーGHQ反日洗脳狂育に拠る異常な価値観ー

「東京・広島・長崎三大虐殺」の戦争犯罪国家「米国」、「シベリア大虐殺」の非道国家「蘇連邦」、「支那事変」を画策、実行させた戦争屋「中共」等々反日勢力の共通目的は、『民族の独立』と『人類の救済』を目的とする我日本民族の『大義』ー『八紘一宇』の精神に基づく『皇道宣布』ーを根底から否定、追放、圧殺、滅亡させる事、即ち「日本民族の精神文化的圧殺滅亡」であった。
GHQ等に因る斯る反日反動政策は、所謂「戦後六十年」日本人親子三代に及び、今や抜き難い汚染物質と成り、日本国民の内面や外観を「反日病」に罹患させ汚染させている。古来からの我国の伝統、美風、道徳、価値観を全面否定して、対極にある人類を破滅に向かわせる欧米的価値観、判断基準を蔓延させた。其の結果、社会、共同体よりも個人を上
位に置き、被害者よりも加害者の「人権」を尊重し、大人より子供を優位に置き、自国より他国の利益を優先させる「反日・自虐・売国・逆差別社会」と謂う異常社会を現出せしめた。
誠心誠意他者に善意を示す美風は薄れ、逆に「オレオレ詐欺」なる小市民から大金を騙し取る犯罪が横行して今や中学生さえ参加している。純真無垢な筈の女子小学生がカッターナイフで平然と同級生の首を切り裂き、多くの交流がない青年達が練炭を使って集団自殺する。公立小・中学校で避妊用品が配布、実演され、離婚や同性愛、同性婚を推奨する狂育が展開される。
要は「したければ何をしてもいい」と謂う日本的秩序破壊の論理無き論理が、此の偽りの「日本」社会を支配しているのである。

(「異常化」と『正常化』の跛行社会)  ー『日本』の大義が民族と世界を救うー

「反日・売国」と「倒錯・逆差別」を基本原則にしている「日本」社会の異常性は、現在益々強まってきているが、余りの酷さに「GHQ反日体制」の洗脳(所謂マインド・コントロール)の呪縛から解放される国民も急増している。即ち、現在の日本社会は、更に劣悪化する傾向と正常化させようとする動向が同時並行的に進行する跛行現象が見受けられるのである。
外国人犯罪の急増で「外国は正義、外国人はみんな好い人」なる「戦後神話」は崩れー日放協や朝日は猶も固執してはいるがー、青少年犯罪の悪質化、低年齢化に拠って所謂「戦後教育」の過ちが実証された。何よりも国家財政の破綻が現在のエセ「日本」の歪さを象徴している。政府、自治体の借金総額、実に七百兆円余ー国民老若男女一人当たり六百万円ーもの借金を背負っている。家庭に譬えれば、四百万円しか収入の無い家庭が毎年八百万円の支出を継続し、借金の総計が七千万円に達していると謂う現状なのである。当然、「ふつうの国」ならば、既に破産しているのだ。其れが倒産していないのは、勤勉倹約貯蓄に励んだ日本民族先人各位の蓄えと、無知、無責任な政府、大衆の責任先送り政策に有る。即ち、借金で借金を返す所謂「自転車操業」と社会福祉と公共事業で税金をバラ撒き、国民をアメで手馴づける小手先の便法である。「財政再建」の総論賛成だが、自己の利害に拘わる財政支出削減の各論には反対する無責任社会が、子々孫々に借金を押し付ける事で、現在の砂上の楼閣の如き無責任社会を辛うじて支えている。そして、此の無責任な幻想の蜜に群がる内外の毒虫の如何に多い事か。国内の各種反日利権屋共、近隣反日諸国、等々。何よりも悪質なのは、『日本』の何たるかを熟知し、『日本及び日本的なるもの』を略壊滅させ、今や最終段階を仕上げつつある米国である。此の世界最大、最悪のテロ、抑圧、敵性国家の本質を常に認識し、戦い続ける事こそ、『大東亜戦争』に殉じられた国民各位、英霊の御霊に応える神聖な吾等の使命であり、且又、『日本民族』と『人類』を欧米物質文明の破壊から救済する至上の営為である。