第136号 皇紀二千六百六十五年(平成17年)卯月(四月)  TOPへ戻る

泥に塗れた自虐史

(「反日無罪」「被害者有罪」)    ー売国奴コイズミ又も日本民族を裏切るー

所謂「戦後」六十年、我国の昂揚する『愛国自尊』回帰勢力と「普通の国」への成長勢力に対する内外の「反日保守既得権益固執拡大」勢力との対立、対決が高まっている。 従来、「反日、自虐、売国」の異常理念を社会表面での建前、価値観としていたエセ「日本」で、歴史的事実の再認識と独立国家としての当然の姿勢を自覚しつつある『日本』の『正常化』傾向に危機感を抱く内外の「反日勢力」が、何としてでも、「日本」を隷属下に支配続けようと足掻いている。所謂共産支那に於ける昨今の「反日デモ・暴動」や韓国「盧武鉉反日発言」の本質は其処にあるのであるが、近隣反日諸国のみならず、『皇国再興』『国史復活』への大いなる潮流を正面から妨害する売国奴が「日本代表」の仮面を被って今回インドネシアに出現した。四月二十二日「アジア・アフリカ会議五十周年」での売国、自虐、暗愚、軽薄、無思想、無節操、売名一辺倒、国賊コイズミの「謝罪反省」声明がそれである。
中共政府に依る「官製反日暴動」への処罰、陳謝、賠償、再発防止要求を強硬に主張すべきコイズミが、中共の「お前こそ謝れ」との異常な居直りに屈服して、言われる侭に謝ったのである。居直った中共政府も此れにはさぞや驚愕し、何かウラが有るに違いないと疑心暗鬼に陥ったものと推測される。中共政府が「日本叩き」「日本いじめ」に採用した「反日暴動」は、中共が全面的に加害者であって、「日本」側は一方的な被害者であり、全世界が其れを認識している。被害者が加害者に謝罪すると言う前代未聞の珍事に全世界が驚愕した。若し、此れが世界の常識となれば、ヴェトナムは米国に、アフガンは蘇連邦に改めて謝罪を表明しなければならない。更に、欧米各国は、植民地支配した全世界に対して、毎年、謝罪と反省を続けねばならない。だが、
此れまで加害国に謝罪した被害国家は皆無であり、又、植民地や支那に謝罪した欧米諸国は一国も無い。「日本だけ」が有害無益の「お詫びと反省」を連発し、詫びる度に「まだ足りない」と文句を言われ、尻を叩かれ、背中を小突かれ、為す術も無く、如何に対応してよいか分からずに右往左往し、当てもない精神的浮浪生活を送り、最後は「金で解決」したつもりになっている。所謂「戦後」、『独立国家』としての最低限度の自主性と独立心を喪失した結果である。

(反日自虐の歴史は幕末に迄、溯る)    ー近現代史を貫く自虐的要素ー

『大東亜戦争』『終戦』後、我『日本』並びに『日本的価値観』が全面否定され、『白』は「黒」に、『正義』『大義』は「不義」「無価値」に糊塗され、日本国民は、全く不毛の価値観を強制、洗脳されて来た。所謂「反日教育」は、被占領地区「日本」が原点
であって、「GHQ」に依る其の効果が抜群であった結果、周辺諸国へ飛び火したのであった。だが、其の「反日」は、『終戦』直後に創製されたものだけではなく、其れ以前にも我が国に存在していた事実を認識せねばならぬ。即ち「反日」を受容する土壌が『終戦』よりも遥かに以前から実在していたのである。「欧州大戦」後、欧米で「アプレゲール(戦後派)」が退廃的且つ低俗な風俗を晒して居た大正末から昭和初期にかけて、我国でも「モボ・モガ(モダンボーイ・モダンガール)」と自称する低級劣悪且つ売国自虐的な低能連中が社会の皮相を覆っていた。「世界恐慌」や祖国の生死を賭けた『満州事変』の最中でさえ、内地では欧米を模倣した所謂「エロ・グロ・ナンセンス」の如何わしい資本主義的風潮が世間の表裏を問わずに社会を汚染し、一方では社会・共産主義の反国体的信仰が知識層を蝕んでいた。
然し、更に時間空間を遡及して「幕末維新」に至れば、愚劣な「欧化主義」と「舶来崇拝」に基づく反民族的発想や価値観が、日本社会の上層部、権力層を中心に汚染、支配していたのである。当時、帝国主義の国際情勢の中で、国家の独立と民族の生存を図るには、確かに『和魂洋才』の政策が必要であったかも知れない。だが、失ったものも多い。    無論、『教育勅語』御下賜等、『和魂』を守護すべき民族の国内的自衛方策は確立せられたが、「日露講和条約」「パリ講和会議」「ワシントン軍縮条約」「ロンドン軍縮条約」等々、対欧米外交では十分なる自己主張が出来なかった。我国独自の自己主張の発現は、「ロンドン」から三年後の「国際連盟脱退」であったが、其の六年後には「第二次欧州大戦」が勃発し、米英蘇三国の策謀で『日本』は大戦への参加を強要された。此の様に、我国の拙劣な外交は、今に始まったものではなく、幕末に欧米の「砲艦外交」に敗北した時点から継続している。所謂「戦後」には、此の欧米勢力の尻馬に乗った近隣反日諸国が、欧米戦勝国の態度を真似て強圧的な態度を採った。所謂「戦後日本」は、中共、韓国、北朝鮮等の反日諸国から、国際法上、不法且つ不当な集中攻撃を受け、其の都度不必要且つ有害な「反省、謝罪、お詫び」を乱発し、『国益』を阻害して来た。此の原点は幕末にある。

(「反日自虐害交」克服は簡単明瞭) ーいじめはいじめを呼び、独立は身を助くー

所謂「戦中」「戦前」の対欧米拙劣害交、所謂「戦後」の対近隣諸国謝罪隷属土下座害交を克服するには、さしたる努力、策略等は必要では無い。単に首相、若しくは政府の決意一つあれば、解決するのである。
例えば『終戦の日』に『靖国神社』参拝を公約したコイズミが約束通りに八月十五日に参拝し、反日近隣諸国の外圧には「内政干渉」と断固拒絶していれば、今回の中共反日暴動や韓国反日発言は出現しなかったはずである。近隣諸国が文句をつけるのは、圧力を加えれば、理非曲直に関係なく「日本」が必ず譲歩するからである。
学校での「いじめ」の現象と全く同根であって、いじめに依って「いじめられっ子」が動揺し、泣いたり、物品や現金を差し出したりするが故に、「いじめっ子」は「いじめ」を
繰り返して続けるのである。いくらいじめても効果が無ければ「いじめ」が「いじめ」にならず、面白くも無く、利益にも為らないから、自然にいじめなくなる。
現下「日本」に必要な態度は唯一つ、『独立主権国家』としての自覚の意識化と明確な自己主張の表明であり、更には『民族の尊厳』と『國體』の価値を再確認した段階で、我国は此処百五十年間にわたる汚辱に塗れた「自虐史」と決別する事が可能になろう。



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