第160号  皇紀二千六百六十七年(平成19年) 卯月(4月)     TOPへ戻る

追詰められる反日勢力


ー嘲笑すべし、反日ヒステリーの困惑ー

中山 嶺雄

(テロル憧憬、日放協、朝日の自虐認識)   ーエメ ヴ テロルー

平成十九年卯月十七日、統一地方選挙の最中、長崎市長選現職候補者が暴力団員に射殺される事件が発生した。其の血なまぐさい事件そのものは不愉快な出来事であったが、その後のマス・メディアの報道は、更に一層不愉快な非論理的思い込み衆愚洗脳工作以外の何ものでも無かった。
近年「反日朝日」以上に反日的な「日放協」は、総合局の番組を停止して数時間に亙り銃撃事件を報道し続けた。民放局が臨時報道を
字幕で流したのみであったのに比較して、其のヒステリックな過剰報道は正に異様であり、明らかに政治的な大事件、即ち「政治的テロ」と位置付け、銃撃を受けた候補者のみならず所謂「戦後民主主義」を一方的「被害者」と見做して、戦後的なるもの、即ち「反日、自虐、売国、逆差別」に反対する勢力や思潮が其の銃撃の背後に潜み蠢いて居ると直接間接に暗示して、視聴者に不安感を与え、国民を一定の方向へ洗脳する報道手法を執拗に続けたのであった。電視映像の速報性と強弁するには、余りにも露骨な一方的報道であり、犯人が暴力団員である事が判明した後も、「刑事事件」としてではなく「政治的事件」として報道を続けた。
「朝日新聞」に至っては、単なる金銭を巡る「刑事事件」に過ぎない事が既に判明していたにも拘わらず、翌日社説で、「このテロを許さない」と仰々しくも騒ぎ立てて「卑劣なテロ」と断定し、「容疑者の動機が何であれ」「反核運動に携わる人々はひるむことなく、発言を続けることが」必要であり、「テロに屈しない道は、多くの人たちが声をあげることをやめないことだ」と結んで居る。
「容疑者の動機」とは全く無関係に、勝手に「反核運動」の中心人物と其の人物への「政治テロ事件」を創造し、一方的に憤激したり、心配したり、お説教を垂れたりして独り相撲を取っている。此処で決定的に重要なのは「容疑者の動機」であって、今回の場合は、単なる金銭と面子の問題に過ぎず、「反核運動」とも「言論の自由」とも全く関係ないのだ。処が翌日の社説でも執拗に「テロへの怒り共有しよう」と題して飽くまでも読者に朝日新聞的解釈を強要、洗脳しようと空しい努力を重ねた。一応「いまのところ、政治的、思想的な背景をうかがわせるものは出ていないようだ」と言い訳しながらも、其れに続いて「しかし、容疑者の挙げる動機が何であれ、この凶行が民主主義に対するテロであることに変わりはない」と精神分裂症的独断を行い、果ては安倍首相の「コメント」に迄「ひとごとのような言葉」と当たり散らしている。同日の投書欄でも「テロを許さない」と題して朝日的価値観が恰も世論であるかの印象を扶植する事に努めている。
政治的思想的な背景が無い単なる「刑事事件」を「政治テロ」に改讒して一方的に危機感、不安感を煽り、国民大衆の冷静な判断力を奪った上で、朝日、日放協的認識と価値観を強要し、其れに反する勢力や価値観は「言論の自由の敵」と断定して排除、圧殺しようとする。此の朝日新聞等の態度、体質こそ「言論」を寡占、悪用した「言論テロ」ではないのか。是迄、此の種の「言論テロ」に依って、『愛国、自尊、独立』を希求する『日本及び日本的なるもの』は、社会の表層から排除、圧殺されて来た。だが、此処十数年、日本社会の正常化の動向が強まり、特に、平成十四年「小泉訪朝」で被拉致「日本人被害者」が出現するに及んで、朝日新聞的洗脳論理の一角が崩れてしまった。即ち、過去、現在、未来に亙って常に「加害者」であり、又、加害者でなければならなかった『日本及び日本人』の中に「被害者」が現れ、常に正しい筈の「外国」の中に「加害者」が現れてしまったのである。エセ日本社会が正常化を目指すにつれて、朝日、日放協等の情緒は不安定化し、百パーセント自己主張可能な事態発生を望んでいた。それが「テロ」である。「テロ」ならば有無を言わさずに「動機が何であれ」
一方的に糾弾、攻撃出来る。日放協、朝日新聞等には、「テロ期待」「テロ待望」感覚が潜在しているのである。
遠い過去の記憶の中で、仏国の女流作家サガンの作品に「エメ ヴ ブラームス」なる小説が有った様に想起される。後にイヴ・モンタン、イングリット・バークマン、アンソニー・パーキンスの主演で映画化された恋愛ものの映画では、ブラームスの甘美な交響曲が流れて居た。
朝日新聞、日本放送協会の自虐趣味異常者共の潜在心理にも所謂『赤報隊』に射殺された朝日社員の告別式で流されたパッヘルベルのカノンが今猶興奮剤として流れて居るのかも知れない。「エメ ヴ テロル(テロはお好き)」、所謂「南京大虐殺」やニセ「生首写真」「従軍慰安婦」等々「動機が何であれ」処か「事実が何であれ」血生臭い反日作り話に飛びつく「自虐的反日異常者」共に与える言葉である。

(「アベ・シンゾウ」お前もか) ー「GHQ(米国)反日支配体制」の呪縛ー

四月二十八日午前五時日放協総合局「ニュース」を視ていて思わず爆笑してしまった。
其れ迄、衛星放送午前四時からの英語ニュースー無論「敵性外国語」たる英語は殆ど理解不能であるがーを視ていて反日の執拗な羅列に不愉快さを高めて居たのであったが、一気に其の不快さが吹っ飛んだ。
米国を訪問したアベが大統領のブッシュと会見し、事もあろうに所謂「従軍慰安婦」問題でブッシュに謝罪した。其の謝罪に対してブッシュは大真面目な顔で「アベ首相の謝罪を私は受け入れる」と答えたとの報道、怒りを通り越して余りの愚劣さと非論理性に思わず爆笑してしまったのだ。
午前四時からの英語ニュースではアベ訪問をワシントンで待ち構える支那人ウソ付き売春婦と其の取巻き小集団がかざす看板に「レイプ」の文字が目立った。日放協の字幕は「コムファート ウィメン(慰安する女)」であったが、米国社会ではウソ付き売春婦を強姦罪と言う刑事犯罪の被害者と見做して居るのである。其処で謝罪すると言う事は、「日本」の最高責任者が、数百万皇軍将兵を組織的拉致監禁強姦犯罪者集団として認定すると謂う重大な売国的民族犯罪行為である。「国賊アベ」は万死に値する重大犯罪を犯したのであるが、少なくとも其の謝罪は支那人や朝鮮人売春婦に向けられた言葉であった筈である。だが、ブッシュは「私は受け入れる」と大真面目に且つ鷹揚に応えた。米国国民が慰安所に居た訳でも無いのに、何故に米国大統領がエセ「日本首相」の「謝罪」を「受け入れる」のか。ウソ付き売春婦が被害者を気取り、一国の首相がエセ被害者に対してすべきではない謝罪を行い、無関係な国の大統領が其の謝罪を受け入れる、二重三重多重に虚偽、欺瞞、計謀術数が横行する醜悪愚劣なマンガ的報道の馬鹿馬鹿しさと意外性に、怒りよりも爆笑が込上げた。
「首相」に成る以前の安倍氏は自民党内部でも愛国的な議員の一人であり、「教科書問題」「北鮮日本人拉致問題」等々でも正論を主張していた。他の自民党議員同様に「親米」と謂う欠陥は存ったものの、概ね民族派の視点と価値観を共有している部分が多かった。だが、所謂「首相」と成って「GHQ反日支配体制」に組込まれて以降は、「反日自虐売国」の泥沼に転落して行った。即ち、売国の極致たる「河野談話」「村山談話」を継承し、『靖国神社』参拝を曖昧化した上で、朝日、毎日、日放協等の反日メディアに迎合して、中共、韓国への朝貢土下座害交を連発し、今回訪米での「謝罪」=民族的犯罪に迄、堕落
したのである。
様々な問題が在った「小泉」では有ったが、一応『靖国神社』を外交カードに使えないとの認識を中共当局に分からせた実績を作ったものの、売国奴アベは振り出しと迄は行かなくても可成我国の立場を後退させた。
其の原因は、支持率の向上、低下阻止と謂う党利党略、私利私欲に起因する。天下、国家、国民の利益と尊厳を護るべき総理大臣が、「児眠党」と言う一政党の党利ー選挙対策ーや外圧から反日売国政策に走り、十億日本民族の尊厳を棄損する等、絶対にあってはならないのだが、実際にアベは其の売国奴的民族犯罪を犯した。「アベ・シンゾウお前もか」、カエサルを裏切ったブルータスは、辺境に逃亡したが、追い詰められて殺害された。
数百万『皇軍』将兵に「強姦犯罪者」の汚名を着せた売国奴「アベ」に如何なる極刑を与える可きか。
「新YKK」等の売国奴も含めて、今や吾等『民族派』は糾弾、追撃する立場に有る。又、有らねばならぬ。我国内外の反日勢力を論破、糾弾、攻撃して、総ての反日勢力と反日活動を根絶しようではないか。
其の為には「真の敵」を常に認識、意識して現在の体制の本質を見誤る事の無い様に心掛けねばならぬ。真の敵は「北鮮」や「ロスケ」等では無い。GHQを作り、今猶エセ「日本」を支配し続ける米国であり、「アベ」の「謝罪」を「受け入れる」とトンチンカンな返答を行った米国大統領は、実は「反日体制」の本音を漏らしたのだ。現在も、大東亜戦争でも、日露戦争期にも、嘉永七年の「黒船来航」時期にも、常に米国は我祖国『日本』への本質的な敵、侵略者で有り続けた。現在の米国がエセ「日本」に好意的な表情を見せるのは、GHQ以来「日本」が米国の属州の地位に甘んじているからに過ぎず、『日本』の独立傾向には、米国下院の「慰安婦決議」に関連して駐日米国大使が強硬に反日発言を行った事実からも、米国の目的が理解できよう。即ち米国の求める「日本」は、「セックス・スレイブ」ならぬ「マインド・スレイブ」なのである。
其の政治的対米隷属の元凶が「占領基本法」たる所謂「日本国憲法」である。内なる米国を我国内外から排除することが喫緊の課題であり、其の為に、本年より、五月三日を「排米記念日」として、反米活動の昂揚を呼びかける。