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H18-10月25日  吹田市立西山田中学視聴覚教室において性教育映画検証会


【吹田市立西山田中学校 性教育の現場】


◆10月25日午後8時15分〜

★吹田市立西山田中学視聴覚教室において性教育映画検証会★

検証参加者 増木、吉田(康彦)、根屋、松木、他4名で実施

同校の保健体育担当N教諭が、数十年間「性教育の教材」として授業中に上映してきたもので、
今年は6月に生徒への上映は終っている。
フィルムは、N教諭が「海外視察で買い求めて来た私物」だそうで、N教諭いわく【命の大切さ】
を生徒に教える教材だそうだ。
保護者からのSOSで、フィルムの存在を知った。
終了後、検証に立ち会ったメンバー全員がしばし言葉を失った。
言いようの無い虚脱感とこれを見せられた生徒への同情、N教諭と校長の無神経さに激しい憤りを感じた。
少なくとも「中学生用」では絶対にない。フィルムは小児科医の卵、インターン生への啓蒙用だろうか。
新生児の鼻や口へのカテーテルの挿管シーンは、畳み掛けるように何度と無く繰り返され、
直視できないほどだった。
上映時間約20分、カラーフィルム(英語のナレーション)

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バタバタと動いている赤ちゃんの足の映像が暫く映り、英語のナレーションが始まる。
知的障害児の笑顔。
プレイスクールか、障害児施設で遊ぶ子供達の様子が映し出される。

画面は新生児に変わる。
鼻や口からカテーテル(管)を入れて、気道に残っている羊水を抜き取るシーン。

出産直前の、子宮にいる赤ちゃんの検査方法の図が画面に。
母体のおなかの上から、心音検査、超音波検査、産道からの内診など。

映像に変わる。
呼吸が満足にできない新生児のようだ。
鼻と口からカテーテルを挿入し、空気を送り込む気管挿管のシーン。
器具の説明。
鼻と口からカテーテルを挿入し、空気を送り込む気管挿管のシーン。
器具が説明とともに並べられる。
数回この様子が繰り返される。カテーテルには、いろいろサイズがあるのだろうか?
新生児の口に金属の器具を入れ、気道の確保をしてカテーテル挿入場面。
たぶん、気道が狭い赤ちゃんなんだろう。
カテーテル挿管場所を間違えないように、図解の場面まで出てくる。
並べられた器具はおよそ10個。
この10個の器具を、使い分けろっていうことか。

次は仮死状態で生まれた超未熟児のようだ。
新生児を持ち上げて、両手の親指で心臓マッサージ。
鳥の雛みたいに小さい赤ちゃん。
助かってくれればいいが・・・。

画面は、おなかだけを出して周りを緑色の布で覆われた妊婦に代わる。
いきなり、おなかにメスが入れられる。
血液が滲み出す。次は子宮の切開だ。
これが帝王切開なんだ。
傷が目立たないように、ちゃんと横向きにメスを入れている。
切開されたおなかから、ズルズルっと赤ちゃんが取り出される。
医師が両手で、子宮から赤ちゃんを引き上げる。
へその緒が母体と繋がっている。
もう一人!双子の赤ちゃんだ。
赤ちゃんは血で真っ赤に染まり、紫色のへその緒がズルズルと続いている。

赤ちゃんのへその緒が切断される。
ちょっと、デベソになりそうなくらい、高い位置の切断。
切ったおへそにカテーテルが差し込まれ、採血をしている。
血液型、染色体異常の有無、新生児には検査項目が多い。
そのための採血だろう。

保育器に入った未熟児を、看護師が世話している。

草原を元気よく走り回る子供達。
フェードアウトでフィルム終了。

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あちこちで「過激性教育」が話題になっているが、これほど特出した教材を使い「妊娠の恐怖心」を
植え付けているとしか思えない教育を、推進している学校があったとは・・。
【命の大切さ】などという詭弁でこじつけているだけだ。
このフィルムを見たことにより、出産経験のある私達女性でさえ「出産は怖い」と思ってしまった。
生徒達が負ったであろう心の傷は、N教諭に言わせると「予防接種くらいのもの」なのだろうが、
実際このフィルムを見て、気分が悪くなったり、頭が痛くなったり、食事が出来なくなった生徒が実在している。