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H21-2-14 不気味な豊中教組
人を集めてからゆっくり洗脳、人をとりあえず洗脳してから集める?

 この情報に接し、教育オンブッド吹田・豊中は28日豊中人権まちづくりセンター前で抗議街宣をすべく準備にかかった。しかし、一応内容がわからないと抗議にパワーが乗らないと、14日箕面メイプルホールへ荒巻靖彦と増木は潜入した。結果から言うとすばらしい劇でけちのつけようがない。28日の街宣は、日教組(豊中支部)は顔が気に入らないから街宣だ!とでも言えば出来ないこともないが、品格を重んじる我々としては・・・・・。
劇の最初、20分程度はプロローグ。設定は都立高。ひょっとすると所沢高校か。出演者の紹介。校長(常識的な保守派)、新任の音楽の先生。極左の先生。極右の先生。ノンポりの先生。そして40分ほどが左翼のPR。国旗国歌反対の理由付けが全て出ている。そして後の30分ほどが我陣営のPR。国旗国家の必要性。まさに両論併記である。時間的には左陣営の方が長かったような気がするが、一般の人が見た場合、70%の人が国旗国歌を大事に思うようなつくりになっていた。極左の先生を「服装がだらしない」などと評し、最後は校長が「不起立者がいたら私は命を絶つ。国旗国歌を命をかけて護る。」とまで言い切っている。
私は終了後早速代表者の山口さんに面会を求めた。私は名刺を切って、「今日は28日に豊中であなた方を攻撃する街宣をしたいと思ってスパイに来ました。」と話しました。私は彼に「あなた方は結局国旗国歌に反対、賛成。どちらかわからない。どっち? 」と尋ねました。今日の劇は、私が作るとすれば」全く同じものを作ると思います。私らはよくビラまきをします、ビラにいろいろな意見を書き、「皆さんはどう思いますか。」で結びます。「国旗国歌についてみんなが考えるきっかけを作るのが製作意図ですか。」と問いました。
山口さんは「国旗国歌は個人的には反対だが、作品の意図はあなたの言うとおりだ。法律や、文部省や、上から押し付けるのに反対しているのだ。押し付けられるのではなく、皆に考えて欲しい。そのために演じた。」と言われました。
日教組は癌だ。・・・・ではなく、この劇を見た限り、日教組はすばらしい。と一般の人には思えてきます。

終わってから箕面署のおまわりさんと雑談をしていました。そのとき「箕面で有名な国旗国家反対の運動をしている人がいる。その人が終わるやいなやブーっと膨れて帰って行ったよ。」と話されていました。

要は中間層の取り合いが運動。良い悪いは別にして民主主義を選択してしまった日本。民主主義は数が全て。いかにノンポリを獲得するかだと思います。そのためには彼らを集めてから(取り込んでから)教育するのか、教育してから取り込むのか。どちらがいいか。答えは明白ではないかと思います。
我々がこのような劇、映画を作ると、左翼攻撃に終始してしまいがち。この点は左を見習う必要があるのではないでしょうか。


演劇:国歌斉唱の違和感、喜劇で 豊中市教組の演劇部が上演 /大阪
 ◇「歌わせたい男たち」

 ある都立高校の卒業式での国歌斉唱を巡るやりとりを描いた永井愛原作の演劇「歌わせたい男たち」を2月14、28の両日、豊中市教職員組合の演劇部「劇団金太郎飴(あめ)」が上演する。

 舞台は卒業式の朝。主人公は、売れないシャンソン歌手から音楽講師に転身したばかりの女性ミチル。ほかには、式での国歌斉唱を滞りなく全員にさせたい校長や推進派の教師、反対する教師たちが登場する。登場人物たちがそれぞれ置かれている立場や信条の中で揺れる姿を、喜劇として描く。

 同劇団は86年に旗揚げして、社会的メッセージを持つ作品を主に上演してきた。出演者は、小学校教諭や市職員らで、学校が終わってから集まって練習を重ねてきた。

 演出を担当する山口正和・府立能勢高教育専門員(62)は「国歌斉唱・国旗掲揚は、卒業式や入学式前に職員会議で必ず議論になることの一つ。掲揚や斉唱が『強制』という形に、違和感を感じている。芝居では『誰が悪い』というのではなく、校長側の論理と反対側の論理を、笑いながらも、見て感じてもらえれば」と話す。
 ◇来月14日箕面、28日は豊中で

 14日は箕面市の箕面メイプルホールで、28日は豊中市の豊中人権まちづくりセンターで、ともに午後2時と同5時の2回上演。料金500円。問い合わせは山口さん(090・3842・0766)。【細川貴代】

毎日新聞 2009年1月28日 地方版