ご  あ  い  さ  つ

私達が、この拉致運動を始めて、はや5年が経とうとしております。初めのころは街頭署名をしてもだれも見向きもしてくれませんでした。それが、本日、このように多くの皆様にお集まり頂き、大変嬉しく心からお礼申し上げます。しかし我々の目的は集会の成功ではなく、拉致問題の解決です。そういった意味では、拉致問題は「順調に解決に向かってる。」とは言い難いと思います。

@ 蓮池さんたち5人の家族 A横田めぐみさんたち10人の方々 B200人とも言われるその他全ての拉致被害者。大阪にも「福山ちあきさん」という「拉致の可能性を排除できない」方がおられます。拉致問題全面解決まで声を上げて生きたいと思います。

 さて、拉致問題全面解決には、北朝鮮と話し合っても不可能だと思います。なぜなら価値観が違うからです。すなわち経済制裁を行う以外に方法はないと思います。経済制裁で金正日政権をつぶし拉致問題を解決する。これが救う会全国協議会の方針であり、救う会大阪の方針です。そこで救う会大阪は次のことを関係各庁に訴えます。そのための法整備も当然お願いします。

1 万景峰号を一切日本へ入れないでください。

2 全ての北朝鮮の船は日本の港に入れないでください。

3 各地方自治体は、朝鮮総連から固定資産税を厳格に徴収してください。

4 北朝鮮を支援する国(特に中国)へのODAをSTOP!

経済制裁・・・・「真の平和を築くため、戦うこと(戦争)もやむをえない。」という気持ちで関係各庁は腹をくくって対処して頂きたいのです。

救う会大阪は過去3回、いろいろな方に出席していただく為、国旗も掲揚せず、国歌も歌いませんでした。でももう違うような気がします。拉致問題は、人権問題(個々は人権問題だが)ではなく、国家主権の問題です。国歌を斉唱し、国旗を掲げ論じる話ではないでしょうか。経済制裁を阻むもの、それは謝罪外交、土下座外交です。もうすぐ戦後60年。そろそろ負け犬根性を捨て、戦後に終止符を打ちましょう。教科書問題。國問題。拉致問題。全て根はいっしょだと思います。誇りある国を構築することが、拉致問題解決への唯一の方法ではないでしょうか。そのためには正面突破。すなわち歴史認識に踏み込まざるを得ません。日本は、朝鮮に対し、主たる部分において、謝罪をしなければならないことは一切ありませんでした。よって、清算することも一切ございません。この点をハッキリ明言したいと思います。

拉致問題の解決は平和論です。平和平和と声高に叫び、実は平和に逆行する平和大好きの人たち。平和平和と言わずして、経済制裁という具体的施策を示し、誰よりも平和を希求する『救う会大阪』。ついつい弱気になってしまう私たちですが、必死でがんばります。どうか皆さんいっしょに戦ってください。有難うございました。  

平成15年10月18日     救う会大阪 代表 朝生万里子