〜皇室を敬う心を育てる〜 憲法一条の会
 
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H28-11-9  日本共産党に公開質問状付

                                              平成28年11月9日
日本共産党委員長  志位 和夫殿
                                           憲法一条の会 代表 小野馨子
                                  〒565−0874 吹田市古江台2−10−13
                            TEL 090−3710−4815 FAX 06−6835−0974

謹啓 
突然、公開質問状を差し上げますご無礼をお許しください。私達は皇室問題を研究、情報発信している
「憲法一条の会(代表小野馨子)」と申します。活動趣旨は「皇室への不敬を許さない」という国民の声を
アピールし、同時に憲法一条に関する議論をおおいに盛り上げることで、改めて世間に皇室の尊さを広
く啓蒙するというものです。
 去る7月14日、マスメディアが“天皇陛下「生前退位」のご意向示す”と一面トップで報じました。この報道
を受けて先日は政府の有識者会議が開かれ、また、各所でさまざまな憶測がなされています。日本国憲法
の第一条で、天皇の地位は日本国民の総意に基づくと定められていますが、このたび、天皇陛下が退位・
譲位へのご意向を示されたことについて、日本共産党の、党としての見解をお伺いいたしたく存じます。

返信用切手を同封いたしますので、2週間以内に、書面にて回答いただければ幸いです。
頂きました回答は、その有無も含め、当会 WEB サイトや SNS 等へ広く公開致します。予めご了承ください。
ご多用中恐れ入りますが、何卒宜しくお願い申し上げます。




憲法一条の会御中

                    公開質問状への回答について
                                   2016年11月24日 日本共産党アンケート回答係

 貴会よりいただきました公開質問状について、以下のとおり回答いたします。
                      ※
 わが党の志位和夫委員長は8月8日の記者会見で、次のようにのべています。
「高齢によって象徴としての責任を果たすことが難しくなるのではないかと案じている
というお気持ちはよく理解できます。政治の責任として、生前退位について真剣な検討が
必要だと思います」「日本国憲法で、生前退位を禁じているということは一切ありません。
日本国憲法の根本の精神に照らせば、一人の方が亡くなるまで仕事を続けるというあり方
は検討が必要だと思います。」
 また、小池晃書記局長は、9月25日のNHK討論会で次のように指摘しています。
「高齢によって象徴としての責任を果たすことが難しくなるのではないかと案じている
という『お気持ち』はよく理解できます。そもそも1人の人が、いくら高齢になっても亡
くなるまで仕事を続けなければいけないというあり方がこのままでいいのかということが
問われていると思います。あくまでも政治の側の責任として、『生前退位』について真剣な
検討が必要です」「これは、決して特定の個人の問題、一代限りの問題ではとどまらないも
ので、制度のあり方にかかわる問題です。憲法でも、皇位については皇室典範の定めると
ころによりと明記されており、きちんと皇室典範の改正という形で解決をしていくのが筋
です。」