〜皇室を敬う心を育てる〜 憲法一条の会
 
 挨拶・趣旨  活動報告   役員・参加者名簿  ニュースレター・資料   各位意見  検 証  入会案内  会則等  リンク

H28-9-24 第2回勉強会 サムティフェイム新大阪 

徳永信一弁護士(現憲法容認派)VS黒田秀高氏(現憲法無効派)


ご挨拶
ご挨拶動画をできるがけ忠実に文字おこししました。少々意味の取りにくい部分もございます。ご了承ください

一条の会顧問 衆議院議員 長尾 敬先生              動 画
     
様々な勉強会や会合にに出席させていただきますと、まっこの発言で昨年の6月25日に党から厳重注意処分を
くらったんですが、その枕詞に、いつも保守運動をする上に置いて、どこか都合よく忘れている部分が
あるんじゃないかと。それは戦後の左翼勢力の駆逐に屈してきた歴史があって今日があるということであります。
先ほどの国旗についての御取組みについても心から敬意を表したいと思いますが、おそらく戦前は当たり
前のことだったのだと思います。国旗国歌法が議論されたとき、私は会社員でございましたが、あの法律には
大反対でした。なぜなら当たり前だからです。(そうだ!)
法律と言うのはありとあらゆることを、そこに落とし込むことはできません。ある一定ののりしろがあって、
背骨である法律の両側、その周辺に、ある一定の運用を任される裁量と言うものが盛り込まれています。
おそらく法律と言うのは、その社会が秩序をもって、道徳観をもって、ものごとをすすめていればおそらく
理想社会ですが、法律はなんてものは必要ないわけです。しかし人間の文明とともに、国と国とのあいだで様々な
利益争奪と言うようなものがあるならば、多少の法律もやむなし。当たり前のことを法律に落としこむ。
結局あの法律は成立し、今日に至るわけですが、非常に残念でならない。そのうちにお父さんお母さんは
大切にしましょうという法律ができたら皆さんはどうされますか。当たり前であったことを、物理的にも、
精神的にも武装解除させられて今日がある。敗北の繰り返しが今日に至っているという反省が足りないように
思います。私は昭和37年生まれ、今年54歳になりますが、今日は少々先輩の方々もおられるので
また反感を買うかもしれませんが、先輩方はこんなことにいつ気付いていつまでこれを放置してきたんですか。
じつは私も次の、ある12歳年下の後輩から言われて、なるほど保守運動として口では恰好のいいことを、
威勢のいいことを言ってはいるけれど、結局70年間何にもできてないんじゃないか。
さっき日教組の話を隣の方としていたんですが、これ、敵を知らないと戦には勝てません。
私の持論ですが、日教組なんてものは相手にしなくていいんです。組織率20%前半です。
むしろ共産党系の全教の方が、少し構成員は多く、学校の先生を見れば日教組、ナンセンスです。
8割は組合員ではありません。我々がそのようなところにエネルギーを注ぐ暇があるならば、
今回の一番肝心要である、憲法の第一条を、いかに国民運動として盛り上げ、日本を取り戻し、
そして政治家をどう動かしていくのかということにエネルギーを注ぐべきだと思います。
私は10年間左翼政党におりましたので、彼らの手口と言うものをよくわかっています。
彼らは目的のためなら何でも捨てます。目的のためなら何でも手に入れます。
辺野古や高江の現状も同じであります。法律違反があったとしても、目的のためにはありとあらゆる
金、人、物、11万人集まったよ。数えてみたら1万4000人だった。じゃあ我々が1万4000人集められますか。
11万人と言う誇張した数字を、実際は1万4000人しか集まってないんじゃないかと言って、気持ちよく
なっているのが実は保守運動であったりするんです。左翼の彼らはそういう1点集中に関しては
並々ならぬ意識を持っています。一方私達、保守運動は決して仲が良くありません。
あいつがやっているなら応援しよう、あいつがやっているなら応援しない。
そこに1点集中でなにおも犠牲にしても最優先しなければいけないことに、結集できていなかったこの70年
があるから、今日がある。ということであります。
最後に、憲法に関しては今、どこを変えていったらいいかという議論を国会で行うよう予定しておりますが、
様々なご意見があると思いますが、私は憲法の1条と9条さえやればほかの条文も自ずと引きずられるように
議論が湧き上がってくるのではないかと思います。最後は国民投票で、過半数を持って国民の皆さんが、
決定する内容であります。おそらく政治家の役割と、行政の役割と国民の皆様の役割それぞれに、
違っていると思います。皆さんのご意見は、それぞれの政治家が必ずしっかりと受け止めている一方で、
叶う物は叶う、叶わないものは叶わない。結果それを評価されて我々は選挙で審判を、受けるわけです。
皆さんどうか、こっれってちょっと無理なんじゃないかな、と思うことも、少し夢物語かなと思うことも
どんどん情報発信をしていただければ、私はいい方向に物事が進むんじゃないかと思っております。
今日は、皆さんと立場は違いますが心は一緒、70年間の敗北に終止符を打てるよう皆さんと一緒に闘ってまいり
ましょう。本日はお招きありがとうございました。

先日長尾先生に勉強会参加のお礼の電話を差し上げた。その時「先生、いつも私が言ってること、どこかで盗み聞
きしてるでしょ。」と申し上げたら、「心が通じるんでしょ!」と笑っておられた。
私は「目に見える者(日教組や左翼連中)との戦いは終わった。国旗国歌問題しかり、教科書問題しかり、
ピース大阪問題も終わった。我々はステップアップして、目に見えないもの、子供たちの心の啓蒙をすべきだ。」
と言ってます。まさに一緒なことを言われた。背筋に熱いものを感じました。


一条の会顧問 NPO法人百人の会理事長
           大阪市会議員 辻 淳子先
  動画(二人目)

憲法一条、知っていて当然ということですが、当然すぎてみんなが本当に意識を持ってない。
今、長尾先生のお話しにもありましたが、運動のやり方、これ本当に反省するところもあります。
祖言った中で、気が付いた人は声を上げていく、気付いた方が集まりを少しづつ大きくしていく、
そうでなければ物事動かしてはいけないと思っています。
で、今徳永先生頑張っていただいておりますけれども、物事をきちっと法律というところから判断していくこと、
そして私たち市民はみんなで話をする。話の中でそういた思いを上げていく。
情報が合わさって物事が動いていくというふうに感じています。
私はNPO法人教育再生地方議員百人と市民の会理事長をさせていただいておりますが、
戦後のいろいろなことは教育の中で現れていると思います。教育をまずやり直さないと、
何事も変わっていかない。そう言う思いの人が集まって百人の会を作っておりますが、
教育も変わってきています。その中においても、教育が変わってくるというか、大人が
変わってしまっているんですね。教育と言うのは、大人が背中を見せなきゃと思うんですけど、
背中を見せたい大人がどこにいるんだろうかと。子供たちにとってこんな人になりたい、
この人みたいに仕事をやりたいとか、そう言うように思える人が、周りにいるのだろうか。
昔の日本であれば、お父さんお母さんを尊敬してお父さんお母さんのようになったと思うんですが、
今、若いお父さんやお母さんを見ていると、そんな風には思えないんですね。
教育の話をすると、先ず『大人が変わらなきゃ』と言うところに結論が言っちゃうんですが、
なかなか大人を変えていくことはできないので、教育の中で子供達に、私たちは結構年齢が上なので
しっかりと昔の教育も受けていますから、そういったことを少しづつ活かしていく
そのような流れを作ることで日本の未来は変わっていくんだと思っています。
憲法改正の話も身近になってきました。皆さんと力を合わせながら、しっかりとした日本の
国体の姿をきっちりしながら、日本人の生き方、積み上げていきたいと思います。ありがとうございました。


討論会を終えて

一条の会顧問 谷田川 惣先生

谷田川先生コメント今日は憲法一条の会主催のイベントで、徳永信一弁護士と黒田秀高伏見稲荷大社禰宜
の憲法についての討論を見させていただいた。憲法改正論vs憲法無効論。学者の議論ではない面白さがあった。
八月革命説がいまだ憲法学会では通説であることを憲法学者以外ではほとんど知られていない。
八月革命説という名前が良くない。憲法断絶説とか、もう少しわかりやすい名前をつけたほうがいい。
保守系で現憲法無効論を唱える人がたまにいるけど、憲法学者で無効論を主張する人は皆無であるという
現実は受け止めなくてはならない。自称憲法学者を除いて。憲法学者に左翼が多いのではなく、
しっかり勉強している人はそんな馬鹿げた論を主張できないだけ。知的レベルを疑われるから。
憲法無効論者が唱える無効理由というのは、憲法学会の通説では全部認められている。ただ、結論だけが違って、
無効になるのではなく、明治憲法と関係のない別の新しい憲法が誕生したと考える。だから、無効理由を声高く
主張すればするほど八月革命説を応援することになる。
現憲法を国民主権であると否定することは戦前は天皇主権であったことを認めることになる。憲法学では
君主主権と国民主権は対の関係であるから。どちらかを批判すればどちらかを認めることになる。
国民主権は批判するのはなく、主権なんぞどこにも存在しないんだと、無視すればいいのだ。


 
 
                                                         動 画

           黒田秀高氏                       徳永信一弁護士
  
 
     
                       動 画
 
   
            長尾たかし衆議院議員
  
              辻 淳子大阪市会議員
 
 
       
            弊会副代表 杉田謙一
    
                  作家 谷田川惣 氏
  
 
     
               弊会代表 小野薫子                弊会事務局 増木重夫