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教育裁判最終口頭弁論
教育裁判傍聴レポー

こんなおもしろい演劇見たことない!! 古賀俊昭「侵略はしてない!」、 
田代ひろし千両役者・・・思わず「成駒屋」????  土屋敬之「大見得!」、
普通の裁判で、職業裁判官は心証を顔に出してはいけない、全てを判決で表さなければならないとされている。
その裁判官がとうとう最後には、徳永弁護士の質問に土屋議員が大見得を切って、その愉快さにこらえきれず噴出してしまった。3人とも、・・・必死で「裁判は終わりました。」などとごまかしていたが。
それでは順を追って「三都議展転社劇場」始まり始まり!!
朝9時半、地裁集合! 暑い! 朝から熱射 湯澤前靖国神社宮司もお見え。ありがたい。
40人の傍聴券に150人くらい並ぶ。当方7割くらい。
10:10くじ引き開始。20名程度が当たり。率が悪い。くじ引きのような下世話の問題には、靖国神社は今一歩ご利益が無いみたい。10時半証人尋問開始。トップは古賀先生。最初のこともあり、緊張。主尋問はスイスイ。徳永弁護士の質問に、この本の内容は私に責任がある。とうとう、証言。さて、反対尋問。ここからが見もの。相手方ワクタ弁護士の質問に、「ハイ」「イイエ」でそれだけを答えなければいけないものを、勝手に自説を話し出す。彼のほとんどの発言を、裁判官に止められた。それでも止まらない。本件の裁判官は、非常に訴訟指揮をキッチリとされる方で、傍聴席が少しでもざわつくと「静粛に!」と厳しく注意。しかし古賀議員には説諭が疲れたのだろう。最後のほうは、「勝手にしろ」と言うような雰囲気。とうとう「侵略戦争は無かった。」などと古賀議員はいいたい放題。
次が今回のヒロ〜〜田代議員。前夜の打ち合わせで、「日野市の過激性教育のことを詳しく言ったらいいのですネ!」などとトンチカンな・・・。大丈夫かいな。前夜の徳永弁護士のアドバイスは「書物に書かれていることが名誉毀損に該当するか否かの裁判だから、証言が判決にほとんど影響しない。傍聴される方は朝早くから来てならんでいる。支援者の皆さんが、納得いく話をして欲しい。
政治家としてなぜこの問題に取り組んだかを話して欲しい。極端に言ったら証拠品である「本」だけ裁判所に提出したら、後は一切不要な裁判。証人調べは、裁判所の双方に対するサービス。「あなた方は応援団がいっぱいいるようだから、何かしないと格好つかないでしょ。それならデモンストレーションとして証人尋問というショーをやってあげるか・・・。」そんな感じかな!!  それで、
細かいことは全て『4〜5年前のことだから、忘れた』で良いよ。それが事実だから。」そこで、私は田代議員に、@原告が生徒に配った、プリントを見て私は全身の血が逆流した。A私の政治生命をかけて、命を懸けてこの生徒を守らなければいけないと思った。B私はもっともっと言いたいことがあった。土屋議員に半分カットされて大変不満である。とポイントをまとめて進言。徳永弁護士の主尋問に、「私は医者だ。足の裏に黒子(癌)があれば、切除する。これは切除しなければならない。」とバッサリ!! 要は、増田元教員は黒子(がん細胞)だと証言。そして、「家族を誹謗されると頭突きが世界の流行。」と止まらない。そして私の進言を田代流で言いまくる。そして反対尋問。わくた弁護士の第1声が、「証人は、原告(増田)を足の裏のほくろと比喩ゆされた。あまりにも侮辱だ。言い方を変えて欲しい。」田代議員一言『代える気はありません〜〜〜』。
ワクタ弁護士はカッチン!!  そして、古賀先生にもまして、勝手にしゃべる。挙句の果てが、相手弁護士に、「弁護士なら弁護士らしく質問しろ」と毒つく。相手弁護士が何を言っても相手の聞きたいことは、「そんな細かいことは4〜5年前のことだから、覚えているわけ無いでしょ。」で押し通し、自分勝手に演説。そして田代芸の真骨頂は言い方に品があるのだ。しかし内容は罵声以外の何物でもない。言いたい放題の、原告増田都子元教員をボロカスに糾弾する会で、相手弁護士は困り果て、沈黙の連続。品良く相手を貶すことに関しては田代先生は天才だ。絶対、敵にしたらいけない人だと骨身にしみてわかった。そして証人尋問が遅れ気味になり時間オーバー。そうすると今度は裁判官に、「我々の世界(議会)ではこういうことは無い。きちっとやって欲しい。」と一喝!・・・よく言うよ!
裁判が終わってから、勝俣先生は、「ワクタ弁護士もなかなかの弁護士。彼に同情する。」と言われた。彼にとって相手が悪すぎた・・・・。また、「増田原告の反対尋問は実にスムーズに行ったでしょ。こちら方の弁護士がいかに優秀かわかってもらえるかな。」と冗談とも、本気(?)ともつかないご発言。増田原告が、組し易かっただけでは・・・・。トリは土屋議員。10日ほど前から、想定問題カードを作り受験生モード。連日の疲れか顔がさえない。勝俣弁護士の主尋問。元気が無い。そして反対尋問になったとたん土屋節の連発。4〜5年前の話しを急に言われても答えられるわけ無いじゃない。何言っての、前もって言ってくれればきちっと調べてきたのに。これは議会ではなく、裁判なんだよ!!?? 
最後に相手弁護士に代わって、増田元教員本人が質問。関西弁で「アホヤ」! 素人がこの種の裁判の証人尋問などできるはずがない。
証人調べはあくまで、事実の有無を聞くのであって、感想、意見、評価、法的判断を聴くものではない。トンチンカンナ質問をして、裁判官から注意。恥をかいただけ。そして、最後に、徳永弁護士の再主尋問。生徒に配ったプリントの一説を、徳永弁護士が法廷中に響くでかい声で読み上げ、「この部分に憤りを感じたのですか。」とただすと「ハイ! その通りです。この問題を解決するのは議員の使命であると心得ます。」と、これまた馬鹿でかい声で大見得!! ドラマのような1シーンでした。
傍聴人が納得いく証言を!!   目的は500%達成したと確信します。   早くから裁判所に駆けつけていただきました方々には心からお礼を申しあげ、おもろかったで〜〜〜〜! 

(その2)田代先生は徒者ではないですネ! 声を荒げるわけでもなく、感情的になるわけでもなく、所々に「私は医者ですから・・」と言葉を交え淡々と誹謗、中傷、ボロカス、罵声の連発。彼は心底、口で言うほど彼女を憎く思っているわけではなく、場に応じたエンターテナーを演じきってるだけ。どこかの店で彼女がアルバイトしていたら増田と気がつかず口説いたりして。要は増田個人を批判するのではなく、増田のやったことを批判する、罪を憎んで人を憎まず。「冷静」「心の余裕」「落ち着き」「ケンカ慣れ」「合理主義」とはこのことで、常日頃夜の巷間で鍛えた「遊び心」のたまものだと確信しました。裏を返せば、患者がやむを得ず亡くなった場合、遺族を納得させる「言葉を尽くす」対応をされているのだろうと思います。ちょっと誉めすぎ。終了後ご飯を食べさせてもらったので。余談ですが、この「遊び心」が我が陣営には一番欠如していると思います。さすがの古賀先生も土屋先生も、「遊び心」になると田代先生にはかないませんね!