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お爺ちゃんは神主さん  500W

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お礼も兼ねて
<特に男子なら、太く短く生きてみたい、と思う時期もあるのではないかと思いますが>
私は大学の山岳部時代から先鋭的な山登りを目指していましたから先輩からは遭難するものとしてマークされていました。その後も、今も登攀倶楽部という先鋭的なクライマー集団の代表をしています。(もう登攀倶楽部も高齢化して岩登りなどはしていませんが)
ヒマラヤにも1973年に遠征隊隊長として、その後カナディアンロッキーには大学の山岳部の隊長として、また1992年にはチベットの未踏峰に隊員として出かけています。なぜか、私の倶楽部も遠征隊も事故もなしに登攀を続けることが出来ました。
確かに、太く短く、好きな登山をと思っていましたが、後期高齢者まで生き長らえてしまいました。
<まず目次が欲しいです。>
あえて目次を付けなかったのは一時間で読める分量にこだわりました。孫には何遍も読み返してその都度感じることが違うと言うことを実感させたかったからです。
<そしてお孫さん宛てだけでなく、広く一般の方にも手に取ってもらえるように、>
神道についての本は近年ブームと言っていいほど出ています。だけど分量が多すぎて読み切れないものがほとんどです。皆さんのご感想を参考に一般の人に理解してもらえる神道の本を書こうと思っています。そして、子供の生き方についても何か書き残せたらと思っています。
<子供の頃どんな風に“ワル”だったかなど具体的にお話があれば、>
これは孫の手前、具体的に書くことは出来ません。ただ、父は長男である私に小学生の頃から「お前は神主にはさせない」と宣言されていました。それぐらいワルだったことはたしかです。父が亡くなり還暦になってから母の勧めで神主にはなりましたが。

ダラダラ、言い訳がましいことを書きましたが、今後ともよろしくお願いします
                                                中村重行



私の父について……
昨日、本が届きました。
 父が15歳の(元服式を迎える頃)孫(私の息子と娘)に宛てて書いてくれたいくつかの小冊子を送ってくれてました。小冊子を読んだ色んな方の要望があり、今回の出版になりました。(ちょっと多い小冊子という感じです。)
スケッチ画は、全て、岩田重義さんです。孫たち宛てですが、今の若者、お父さん、お母さん世代が読んでも為になると感じました。
 まずは、大人の私や主人が勉強する事だらけです。子どもが育ったからか?私が育ったからか?
始めの小冊子で読んだ時と、また、感じ方が変わっています。父曰く、それで良いのだと……電車の中で読むように、今日は主人が持って行きました。人生いろいろ、みんなバラバラでいろんな環境で育ちますが、人としての道は、一緒だと思います。
 私達の父の代は、ちょうど、高度成長期で、仕事、仕事で、家庭は母親。父親は、休みも家族と係わることが少なくという時代に生きた人達です。確かにそのお陰で今の豊かな暮らしが出来る日本になりました。けど、仕事を勤め上げたお父さんたちのどの位が、今の、子供や孫たちに尊敬されていますか?
 私は、いろいろな大人の事情で(笑)幼い頃両親の離婚。父と一緒に暮らした記憶はありません。でも、長期の休みなど、みっちりと、たくさんの事を教わりました。でも、離婚したからと、たまに会える子供に媚びるような事は一切ありませんでした。
 初めてイワナ釣りに連れて行ってもらった時、私は、高校生、長靴で川を歩くのがせーいっぱい。。。父は、一度も振り返る事なく、どんどん、釣りながら川を遡っていき、すぐに、見えなくなりました。(一時間ほどして、戻ってきて)「帰るぞ。」と一言…息子が、二年生の時、近所の川で小魚をたくさん捕ってきて、息子に「処理できるか?」と聞くと、獲物を解体するのに使うような、よく切れるナイフを渡して、どっかに行きました。
 息子は、キャンプで一度だけ、虹鱒の処理をカッターナイフでやった自信があり、ピチピチ跳ねる小さな小魚を躊躇う事なく片付けました。今までの私なら、多分、他のお母さんでも、「きゃーそんな鋭利な刃物子供に使わせるなんて危ない!!」とハラハラしてたかもしれないです。けど、父曰く、「ナイフで指一本落としても今の医学なら指なんてくっつくから大丈夫や!」と…
 小さな子供は親が守らなくてはいけない。けど、子供が育ってきたら、今度は自分で身を守る方法を教えなくてはいけない。その切り替わり時期を見逃さないで済んだのは、父のその時の行動だったと思います。
 よく、子供は、父の背中を見て育つといいますが、その意味は、仕事ばかりで、休みの日はゴロゴロしながら、テレビを観てる父親の背中じゃない。しっかりと仕事も遊びも生き方も見せる父の背中だとおもいます。
 次の世代を育てる同年代のお父さんお母さん。頑張りましょうヾ(≧∇≦) そういう、私は、料理も苦手なダメ母ですが、子供の先頭切って遊びます。
 そんな私の成長に大きな影響を与えてくれた父をとても【尊敬】してます。
                                      高見いずみ