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北朝鮮の漂着船 | 500W |
〈新刊紹介〉『北朝鮮の漂着船』荒木和博著作、草思社・本体1600円。
荒木氏は、〈特定失踪者問題調査会〉代表として「拉致問題」の解決に全力投球して居る。と同時に、北朝鮮からの
漂着船の急増が我が國の國防上脅威だと認識、此の問題点を実証検分してをる。ノー天気な政治家や國民は、〈海
洋國〉神話に満足、隣國の危険性(半年百隻以上・不審船漂着)を意図的に拒絶して居る。然しだ、荒木氏の慧眼は
〈拉致問題と漂着点〉関連性に着目、海からの侵略に警告(日本の海はガラ空き)を発して居る。予備自衛官・荒木
和博陸曹は、軍人の心眼を通じ、日本國の安全保障が虫食いだらけの異常ー批判。我が國が、此の守るべく本質を
避けて「他國の信義」に依る平和至上主義に寄り添う現状を、深刻に訴えて居る。北朝鮮は〈対岸〉ー工作員が直ぐに
来る位置にあると。政府の隠蔽、押し寄せる難民パニック。専守防衛のまやかし等。北朝鮮への危機管理態勢に挑
む姿勢を提言してくれた憂國の書である。 拝 蓮坊きみちか