10/9(火) |
|
|
8:30
9:00
10:30
12:45
15:30
17:00
18:30
|
|
関空に集合。今回「大阪日台交流協会」会員として台湾双十節政府招待旅行に参加。今回の参加者18名が勢ぞろい全員で出発手続き→身体、手荷物検査
最近の手荷物検査は、テロ対策などでとても厳しい。液体物全てにも規制がかかる。私の前に並んでいた人は、シャンプーとリンスを没収されていた。
搭乗、日本出発
台湾到着(現地時間11:45)→バスで移動、ホテルへ向かう
ホテル到着、自由行動
高岡さんに連れられ林森公園へ。ここは昔、日本人墓地であったが、今は公園になり、日本人墓地だった証として記念碑が片隅にそっと置かれていた。今回で台湾は二回目で特に目新しいものはなかったが、やはりバイクの多さには驚いた。車同様にバイクの運転はメチャクチャ、スピード違反に路上駐車は当たり前。かろうじて信号は守っているようだが、交通量が少ない時間帯は信号も関係なくなるんだとか。
ホテルを出て夕食へ
台北市内の繁華街に私達が楽しみにしていた台湾料理のレストランがあった。おそらく台湾ではちょっといいレストランであろう。席につき、飲み物を頼むなりすぐに料理が運ばれてきた。1品が全員に行き渡るころにはテーブルが料理でいっぱいになり、一気に4品も5品も食べないといけない状態になった。次は何が出てくるのかな〜と待っていたら、冬瓜スープが出てきた。さすが本場!と早速口にしてみると・・・違う!冬瓜じゃない!冬瓜スープ風大根スープだった。これには少しショックを受けた。
ホテルへ戻る→自由時間
私を含む女性メンバーは「台北101」へと向かった。真下まで行くと、どれだけ見上げてもてっぺんが見えない。この迫力満点の超高層タワーに、我々一同、興奮せざるを得なかった。早速、展望台に昇った。「うわぁ、すごいね〜」と言ってる間にエレベーターは89階へ。速すぎる!そして最上階の展望台から見る景色は、今まで見たことがない何とも言えない素晴らしい夜景だった。ただ遠めに見るのは素敵だが、すぐ下を見ると感動の何倍もの恐怖に襲われるので、一周し終わったらすぐに下に降りた。
「台北101」は2004年に世界一の超高層建築物(高さ508メートル)として竣工した。今や台湾のシンボルともなっているが、2007年にアラブで531メートルの建築物が完成したため、現在はアラブが世界一である。だがエレベーターは世界最速としてギネスブックに認定され、今のところ更新されていない。展望台入り口のある5階(地上25m)から展望台のある89階(地上382.2m)まで、37秒で到達する。このビルには展望台の他にオフィスやレストラン、ショッピングモールなどが入っている。
|
10/10(水) |
|
|
7:00
8:15
9:30
15:30
19:00
|
|
朝食
朝食はバイキング。メニューは、トースト・おかゆ・サラダ・目玉焼き・ハム・チキンナゲット・他・・・。
ホテルを出発→総統府前広場の、双十節記念式典、軍事パレード会場へ
台北市内は通行規制がかかり、総統府前のメインストリートはいつもの路上駐車たちが1台もない。そして中華民国国旗がずらっと立てられている。総統府正面入口には厳重な警備がひかれていた。
私たちは会場に入るための受付を済ませ、衛兵に連れられ会場へと案内された。会場へ入る前に手荷物検査を受けいざ会場へ。総統府前広場に到着。するとまた手荷物検査。やはり世界が注目する大イベントとあって、テロ対策に余念がない。とはいえ、雨に備えて用意したレインコートを没収するのはどうかと思った。
ようやく中へ! 目の前には立派な会場が設営されていて、大音量でのアナウンスやBGMによって活気に満ち溢れていた。が、それと同時に周囲の全ての建物に兵士や警察局がスタンバイしており、何が起こっても不思議でない緊張感に包まれていた。
双十節記念式典開始
まずは、子供たちや学生およそ300人によるダンスなどで幕を開けた。続いて音大生たちによる演奏、そして、警察局音楽隊、警察学校音楽隊、防衛大音楽隊などが次々に演奏を繰り広げ、会場はどんどん盛り上がっていった。演奏部隊が終わると、警察局、軍隊による行進で会場はますます盛り上がった。地上での演目が一旦終わると上空にはヘリコプター、航空機、輸送機、戦闘機など70機が編隊飛行。そしてこの航空ショーを皮切りに、16年ぶりの軍事パレードが始まった。このパレードは、各国メディアからも注目されており、また国民もめったに見ることが出来ないため、一気に会場が盛り上がった。まずは警察局による白バイ隊が100台、あとに続く兵士および軍用車を先導するように登場。そして兵士が乗った戦車、陸海空の兵器およそ40種類、台湾が開発したミサイルや無人偵察機など、軍用車両213両が披露された。
私はすでに音楽隊の演奏から興奮しており、とにかくカメラのシャッターを押せるだけ押した。厳重な警備のため、私たちが自由に写真を撮ることが出来る範囲が決まっており、何とか良いポジションを押さえるために走りまくって、必死に背伸びして頑張った。しかし!16年ぶりの軍事パレードを運良くこの場所でこの目で見ることが出来たことにとても感動し、今回お声かけいただきこの双十節に参加出来たことを心から感謝申し上げたい。ただ軍事パレードの感想を一言で言えと言われても、「すごかった! 日本にも軍隊が必要だ!」としか言えない自分。・・・が情けなく思います・・・。
さて、軍事パレードが終わったところでホテル近くでお昼を買い、着付けの準備にかかった。
パーティ会場へ(総統府横にある慶賓館)
会場入口門前にはドレスアップした外国人が大勢集まっていた。早速門の中に入ると、やはり手荷物検査。それから身体検査。ようやく入口へと進むことができた。門から開場入口まではレッドカーペットが敷かれており、次々とハイヤーで各国の大使や著名人が中に入っていった。私たちも中に入ると、世界各国のあらゆる国賓、関係者が数百人、パーティを楽しんだいた。ガーデンパーティだったので、様々な料理が庭にずらっと並んでいて、美味しいものに目がない私は、早速料理を見て回ることにした。
まずは前菜。ではなく、いい匂いと煙に誘われステーキ、グリルチキン、海老の網焼きに直行!「なんてジューシーなんだ!」次に前菜、デザートと行ったり来たりしながらラーメン、揚げ物や炒め物を堪能した。着物を着ているせいで動きにくいし、歩いたり食べたりするのに気を遣って全種類食べきることは出来なかったが、どれもとても美味しくいただいた。料理の中には、日本料理の串かつや天ぷら、刺身なども用意されていた。私は最後に、マンゴーのフレッシュジュースで料理を締めくくった。
お腹がいっぱいになったところで、中央ステージで披露されていた、舞踊団の演技を鑑賞した。彼らは中国にも勝る素晴らしい演技を披露してくれた。
パーティの途中、何人かの外国人に写真を撮られたり、話しかけられたりするなど、少し気持ちが良かった。多分着物に興味があったのだろう。写真はともかく、会話が英語なのでまだたすかった。冷や汗をかきながら時間を過ごしたが、勉強になったことは間違いない。
まもなくパーティが終了し、私たちは会場を後にした。
ホテル到着
私は部屋に入るなり、すぐに着物を脱いだ。着物を着ることは決して嫌いではない。着る機会があればどんどん来ていきたい。しかし、私の性格上、着物を着て品を保ち続けることは難しいことである。今回、母の着物を着ることになり、少し楽しみにしていた。しかし着物を着ると、体中締め付けられて、思うように身動きがとれない。そんな中での立食パーティ。私たちは台湾外交部から招待された日本人である。訪台する前、「天皇陛下に恥をかかすわけには行かない」などと冗談を言っていたが、あながち冗談でもなく、日本国民として恥をさらすわけにいかずパーティの間中ずっと凛とした態度を取るのは正直辛かった。和服は立食パーティには向いていないと嘆きつつ、まあ、これも修行のうちと痛感したパーティだった。
|
10/11(木) |
|
|
10:30
14:30
18:30
|
|
ホテルをチェックアウト→空港へ
搭乗手続き→日本へ
関空着
|
|
|
|
双十節ミニメモ
双十節とは、1911年、清朝を倒した辛亥革命を記念する日(10月10日)(「中華民国」の実質的な「建国記念日」)
今年は、来年5月に退任する陳水扁総統にとって、在任中最後の双十節。
軍事パレードには 兵員2300人、航空機71機、車両213両を動員。
陸海空の兵器およそ40種類
マスコ各紙
【毎日新聞】
.2007双十節記念式典、軍事パレード 台湾・台北市内の総統府前広場で開催された
16年ぶりに実施された軍事パレードでは、台北の台湾総統府前で、陸・海・空軍の最高統帥権を持つ陳水扁総統が出席して行われ、台湾が開発したミサイルや、陸海空の兵器およそ40種類、航空機71機、車両213両が披露され、中国軍の奇襲攻撃から台北の政権中枢や要人を守り、「対テロ作戦」に従事する陸海軍の特殊部隊を含む2300人が動員されるなど、中国に対抗するための軍事力を誇示した。(民進党政権の防衛力整備の実績をアピールし、来年3月の総統選での政権維持につなげたいとの政治的な思惑もありそうだ。)
軍事パレードは、李登輝政権時代の1991年以来16年ぶりで、中国からの独立志向が強い陳水扁政権下では初めて。
パレードに先立つ式典で、陳水扁総統は中国の軍備増強に関し、世界平和に対する脅威だと指摘。さらに台湾に向けて配備されている約1000基の弾道ミサイルと巡航ミサイルを撤去することを求めた。「台湾と中国は互いに隷属しない独立した国家だ。これは歴史的事実だけでなく、台湾海峡の現状でもある。台湾の人々は、国連に代表を送る権利を有する」と述べ、国連加盟の正当性を強調した。また、陳総統は今後も「台湾」名義での国連(United
Nations、UN)加盟申請の是非を問う住民投票を目指すことを強調した。国連加盟を前面に掲げたのも今年の双十節の特徴となっている。
軍事パレード復活について、陳総統は9日に「国軍の日ごろの訓練成果を披露し、『全民国防(全住民による防衛)』の教育の意義を強化する」と説明し、同日には、訪台した日本の国会議員らに「防衛能力を高め、中国の軍事的な優勢を許さない」と強調した。
【10月10日 AFP】
軍事パレードで最も注目されたものは、
@台湾初の巡航ミサイル「雄風2E型(Hsiung-feng
2E)」
A独自開発の新兵器として、台湾海軍初の超音速対艦ミサイルで、成功級フリゲート艦に搭載する「雄風3型」(中国が調達したロシア製モスキート対艦ミサイルと酷似し、射程は100キロ以上。「空母殺手(キラー)」といわれ、中国が準備を進める空母機動部隊への抑止力となる。)
B地対空誘導弾パトリオット・ミサイル(PAC2改良型)に近い性能を持ち、弾道ミサイル迎撃が可能な対空ミサイル「天弓3型」(同時に9つの目標物が捕捉可能で射程は200キロ以上。中国が台湾に向ける「1000発近いミサイル」(国防部)を迎撃する防衛網の役割を果たす。)
C戦場の情報収集等に使用される国産の無人偵察機
このうちABCは初めて公開されたが、中国本土まで射程に収めるという、台湾初の巡航ミサイル「雄風2E型(Hsiung-feng
2E)」は公開されなかった。
一部では米国からの圧力があったと報道されている。このミサイルの詳細は明らかにされていないが、専門家によると射程は600キロで、陸上、海上のどちらからでも発射できるという。この射程は、上海(Shanghai)や香港(Hong
Kong)などの都市だけでなく、中国南東部の空港やミサイル基地も攻撃できるものだという。
台北(Taipei)の総統府前の広場では、厳重な警備態勢の下、車両に乗った精鋭部隊の海兵隊特殊部隊を含む数百人の兵士が行進した。
上空では、米国製F-16戦闘機や仏製ミラージュ2000-5(Mirage
2000-5)戦闘機、台湾の国産戦闘機「経国号(IDF)」など主力作戦機が編隊飛行を行った。
|